祇園情緒たっぷりのしぐれ茶屋侘助
白川沿いにあるお店は、赤い毛氈の棧敷が目印です |
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祇園をこよなく愛した歌人・吉井勇を忍び、建てられたもの。この碑が、建立された日の毎年11月8日は、「かにかくに祭」が行わる。
木のカウンターや照明など懐かしい雰囲気のあるお店。アットホームで気さくな女将さんにぴったりです |
京都では、季節毎の定番のおばんざいが、ずらりと並びます |
そして何よりもお料理をひきたて、一層美味しく食べられるように、女将さん自ら試飲をし選んでいる日本酒が、カウンターの奥の棚にずらりと並んでいます。1つ1つ丁寧に女将さんが、説明してくれるので、全種類飲みたいと思ってしまうのは、私だけでは無いはずです。
伏見の水が生み出す、京都の美味しい地酒
伏見辺りでは、壁の黒と菜の花の黄色のコントラストで有名な酒蔵。昔ながらの酒づくりを大切にしています。 |
この松本酒造は、寛政3年(1791年)、現在の京都市東山区の地で始められました。大正11年に伏見の地に製造場を増設され、現在に至ります。この松本酒造の酒蔵は、黒い壁と長い煙突の風景は、菜の花の時期に多くの方観光客が見に来られます。
伏見の地は、古くから伏水と書かれたほど酒造りに最適な良質の地下水が豊富に湧き出る地です。そして水質は鉄分を含まず、カリウム、カルシウムなどをバランスよく含んだ中硬水で、酒造りに最適の条件を満たしています。そのため伏見の酒は、きめ細かくまろやかな風味だと言われています。
この恵まれた環境のもとで、皆に好かれるおいしいお酒を作るというのが、こちら松本酒造のモットーです。米がもたらす上品な美味さと後口のキレの良さが生きる純米酒は、清酒本来の味を最も味わうことができるお酒だと。そしてその原料となる米に最大の注意を払い良い米、そしてそこから造られる良い蒸し米、米を大切に扱うという基本を踏まえた米へのこだわりが、松本酒造の酒造りの基本であるとの事です。
■松本酒造
所在地:京都市伏見区横大路三栖大黒町7
TEL:075-611-1238
HP:http://www.momonoshizuku.com/
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