美容と健康に効く・肉割烹「はちべー」

店内は、落ち着いた京割烹のお店みたいです。

今回は、うちにく（ホルモン）を京料理風にそして旬の京野菜をいただける肉割烹のお店・「御二九と八さい（おにくとやさい）はちべー」をご紹介します。四条河原町より北にすぐ入ったろーじ（路地）柳小路通りにあり、このろーじは、今お洒落な家具屋さんや以前ご紹介した、列ができる程の人気のふんわりとろける一口サイズのロールケーキ専門のお店「curio」などがあります。少しマイナーなこの通りは、ここ2～3年の間に雑誌やテレビなどに登場している、話題のお店が集まっています。

見た目も綺麗な旬の京野菜

さて、最近女性の間では、低カロリーでミネラル、コラーゲンたっぷりという事もあり、人気を集めているうちにく・ホルモン。しかしホルモンと聞くと「ジュージュー」「モクモク」で甘辛いタレに付けていただくというイメージがありますが、このお店は、明るく清潔感あふれる店内と一見して京料理と間違えるほどのすっきりしたお料理が出てくるという少しホルモンのイメージを根底から覆したお店です。お料理は、6,000円のおまかせコースにおよそ12種類のお料理がいただけます。

これがホルモン？とびっくりします。

まず、最初に京野菜と小鉢が出てきます。京野菜は、旬の野菜そのものを美味しくいただけるようにと、今回は、生野菜のなんばと胡瓜、おくらとそのお野菜につけていただく豆腐味噌が出てきました。小鉢の方は、某料理屋の方がふぐのてっぴと間違われたというアキレス腱（写真上）やエリンギと間違えるハチノス（トリッパー）の湯引きの胡麻和え（写真右）、そして、中華風のピリ辛のハツモト（写真左）が出てきました。見ても食べてもそれがホルモンだとわからない程で、内臓系は少し苦手な方も、ここのお肉は食べられる方が多いと思います。

一目見て新鮮だとわかるお肉です

次は、ハラミとハツのお刺身と生レーバーです。一つ一つが、適度な厚さで出てくるため、ひつこく感じる事なくあっさりと美味しくいただけ、そしてタイミング良く1品1品料理屋スタイルで出てくるのためとても心地よいくいただけます。そして生のお肉は、新鮮なためあっさりといただけ、でも素材の旨味を出しているといった感じです。

ちょうど良い厚さでいただけるのが女性にとって良いかもしれません。

そして、私は、この辺りぐらいになると、そろそろワインが欲しくなり、注文をしました。ここのお店は、ワインも充実している事で有名で、ついこの間も「ワインとお肉」というテーマで某雑誌にも掲載されたそうです。今お奨めなのが、英国王室やフランス王室御用達のモルドヴァワインで黒海の北西に位置する小さな国のワインです。世界最古のワイン生産地のひとつと云われており、その上質のワインを置いている所は、京都ではなかなか無いそうです。またこのお店の料理にあったワインを選び置いているとの事です。お好みによると思いますが、私はオススメのモルドヴァワインの赤をお願いしました。赤ワイン独特のタンニンの癖もなく、それでいてしっかりとした飲み応えだったので、この後の焼きにも大変合い美味しくいただきました。

季節によって京野菜は、違います

次は、万願寺とうがらしを焼いたものと冷製テールの茶碗蒸しです。季節によって茶碗蒸しが、テールの丸鍋仕立てなどに変わるそうです。合間、合間の絶妙なタイミングで旬の京野菜がでてくる事ため、何種類ものお肉を頂けるのだと思います。恐らく、お肉ばっかりでも野菜ばっかりでも物足りなく感じ、またバランス良い組合せで出てくるため、満足したコースになるのかもしれません。

次は、いったいどんな料理が出てくるのか楽しみです。