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京都魔界スポット マニア心をくすぐる謎の古墳

アノ有名な観光スポット・奈良の石舞台古墳に匹敵する大きさという蛇塚古墳。その昔はヘビの巣窟だったとか、女盗賊が住処にしていた、などのブキミな伝説も。謎いっぱいの古墳の正体とは!?

執筆者:梅津 真理


蛇塚古墳――ううむ、何ともおどろおどろしい名前です(笑)。
まずは、その写真からどうぞ。

蛇塚古墳
▲蛇塚古墳



奈良の石舞台古墳に匹敵する規模


封土(盛り土)がない。巨石を組み上げた石室がむき出し……これらの点は、そう、「蘇我馬子の墓ではないか?」と伝わる、有名な奈良の石舞台古墳と似ていますね。

実際、蛇塚古墳の石室の長さは17.8メートル。これは石舞台に次ぐものだそうです。そのうえ、幅・高さは石舞台を越える大きさなのだとか。


住宅街にポツンと……歴史に取り残されたかのような蛇塚古墳


しかし。かたや石舞台は、自然の地形を活かした公園として周辺整備されており、たくさんの観光客が訪れる超有名スポット(私も行ったことがあるのですが、GWだったこともあって、ものすごい人でした)。

一方、蛇塚古墳は観光地でも何でもない、バリバリの新興住宅地の片隅にポツンとあるだけ。見物に訪れる人もほとんどナシ……超マイナーなスポットといえるでしょう。

でも、まるで歴史に取り残されたかのような、このマイナーぶりが、逆に歴史&京都マニア心をくすぐりませんか?


はたして、ここに葬られた人物は? 蛇塚古墳というブキミな名前の謎とは? 続きは、次ページで >>
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