3.山鉾巡行~動く美術館
▲山鉾はまるで動く美術館! |
まるで動く美術館! 長刀鉾を先頭に、四条通~河原町通~御池通~新町通と進みます。今年は3連休中日の日曜日とあって、見物人が多そうな予感。
【見物のポイント】
1)やっぱり見たい『辻回し』
何トンもある山鉾を、人の力で方向転換する『辻回し』がヤマ場! 道に竹を敷いて水をかけ、そこに山鉾の前輪をのせて曳き手が綱を引くと……山鉾がクルッと回転。四条河原町、河原町御池、新町御池(下地図D~F)で行われます。
2)『くじ改め』の扇子づかいに注目
四条堺町(下地図のB)で『くじ改め』があります。山鉾が『くじ取り式』で決まった順に正しく巡行しているかチェックするのです。京都市長が扮する奉行に、各山鉾の代表がくじの入った文箱を差し出す。ココで、文箱の開け方に注目! 扇子1本で紐をクルッと解きます。器用だなぁ~。
3)『しめ縄切り』の御幣は争奪戦?!
長刀鉾の稚児が、四条麩屋町(下地図C)で『しめ縄切り』をします。この時、落ちた御幣を見物人が奪い合い! 手に入れると無病息災で過ごせるから、とか。
<巡行地図>
※長刀鉾の通過予定時刻は、A(9時)→B→C→D(9時40分)→E(10時30分)→F(11時40分)
【祇園祭ウラ話】その3:山鉾巡行編
1)稚児は、地面に足をつけてはならない!
生き稚児の伝統を守る長刀鉾。『神の使い』である稚児は、なな何と!地面に足をつけちゃいけないんですって! だから大人が担いで、鉾を乗り降りする、とか。
2)長刀鉾につけられた長刀の向きに注目!
長刀鉾のてっぺんには、長刀が付いています。実はこの刃先、御所と八坂神社のほうには向けないようになってるそうですよ。
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