サンリオの新ブランドは軍隊と貯蔵?

サンリオのミルデポ
あの、キティちゃんが!!!

ハローキティといえばサンリオ。サンリオといえばキティ~ちゃん! で有名なサンリオが、沖縄発!の新ファッションブランドを立ち上げました。『MIL DEPOT』です。その意味するところは、なんと軍隊と貯蔵? 

サンリオの新ファッションブランド「MIL DEPOT(ミルデポ)」は、南風堂(糸満市)との共同運営です。企画・デザインをサンリオが担当、製造販売・店舗運営は南風堂が行っています。現在のところ、那覇とコザ(沖縄市)の旗艦店でしか購入できません。

サンリオの新ブランド「ミルデポ」
那覇店にはマスタングが鎮座!
「MIL DEPOT(ミルデポ)」のデザインテーマは、これまでの沖縄とはまったく別! シーサーやハイビスカス、ゴーヤーといった典型的沖縄のイメージとは距離を置き、アメリカン・カジュアルにこだわっています。国際通りにある那覇店には1960年代のフォード・マスタングを設置しました。店内もまたカラフルポップ。沖縄のアメリカ、そして米軍基地としての沖縄が濃厚に漂っています。

実は……、MIL DEPOTとは「MILITARY」(軍隊)と「DEPOT」(貯蔵)を合わせた造語です。日本国内の米軍基地の約75%が集中する沖縄の現実と歴史、文化。そして、本土では見られない亜熱帯特有の美しい自然。これらをチャンプルー発信することで、沖縄からのメッセージを伝えようという意思が込められているのです。単なるビジネス戦略ではありません

サンリオの新ブランド「ミルデポ」
アメリカ時代のAサインをもじったデザイン
そもそもサンリオという企業は、ソーシャル・コミュニケーションを大切にしています。「毎日を幸せな気持ちで生きていきたい。悲しい時も楽しい時も、心から話し合える人がいる幸せを、1人でも多くの人に感じてもらいたい」。これがサンリオの根底に流れています。

サンリオ・コンプライアンス(企業倫理・法令遵守)宣言を見てみましょう。


サンリオのテーマ
人と人をむすぶ。それがサンリオのテーマ…
サンリオ及びそのグループ会社(以下「サンリオ」)は、創業以来、世界中の人々が仲良く暮らすためにはソーシャル・コミュニケーションが大切であるとの基本理念に基づき、ハローキティなどのサンリオキャラクターを媒介としたソーシャル・コミュニケーション・ビジネスを、「他人の物を盗まない」、「暴力をふるわない」、「嘘をつかない」、「法律を守る」、「社員は助け合って仲良くする」という行動原則に基づいて展開してまいりました。

その結果、サンリオが推進するソーシャル・コミュニケーション・ビジネスは、世界に類を見ないビジネスとして日本のみならず世界の皆様からも高い評価を得ております。そこで、サンリオはこの度この基本理念と行動原則を「サンリオ・コンプライアンス憲章」として明文化し、公表することといたしました。

よって私は、すべての役職員が今後とも「サンリオ・コンプライアンス憲章」を遵守し、ソーシャル・コミュニケーションの発展に尽力して行くことをここに宣言いたします。

株式会社 サンリオ
代表取締役社長 辻 信太郎


サンリオの新ブランド「ミルデポ」
アメリカンテイストあふれる店内です
サンリオの目指す方向が、ここに見て取れますよね。新ブランド『MIL DEPOT』について、サンリオの開発担当者である関口貢さんは「日常的に愛される上質カジュアルとして、全国のサンリオ店や大型衣料品などへの商品展開を視野に入れています。那覇とコザのミルデポは、そのための旗艦店なのです」と、新ブランド立ち上げに至った経緯を説明してくれました。

また、製造販売と運営を手がける「南風堂」は、菓子製造卸売、民芸品の製造卸売、酒類卸売をメインとする糸満市の会社。沖縄をテーマに多角的な事業展開を行っています。オリジナルかりゆしウェアの製造販売なども行っており、その縁でサンリオとの提携が実現しました。

それでは、MIL DEPOT のこだわりを説明しましょうね。次のページです。