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ガイドブックに載っていない?! 道東の旅・お役立ち情報教えます(3ページ目)

釧路湿原や知床半島、摩周湖など、北海道の中でも手つかずの自然が多く残されている希少なエリア・道東。本州が暑さであえぐ真夏でも、心地良く吹き渡る風と深い緑のベールが太陽の光を優しく包み込み、爽やかで気持ちのいい季節へと変えてしまいます。そんな道東の旅のプランニングに役立つ情報、体験メニュー、ガイドブックに載っていないマメ知識、旬の味をご紹介。

執筆者:小西 由稀

●オホーツク海側と太平洋側では気候が違う
広い道東は同じ夏でも地域によって、気候が少し違います。オホーツク海側ではオホーツク海性高気圧の影響で、積乱雲ではなく筋雲が広がる日が多いようです。地元のカメラマン情報によると、この筋雲に朝焼けや夕焼けのグラデーションが映えて、とってもキレイなんですって!特にダイナミックな夕陽は必見。おすすめスポットはサロマ湖。幌岩山にある展望台からの眺めは圧巻です。
一方、釧路など太平洋側では海霧が発生しやすいようです。釧路空港を利用される方は、天候調整が多いのでご注意を。でも、霧の風景もロマンチックなんですよ。特に霧の釧路湿原は、しっとりした風情があってなかなか素敵です。

●早起きは三文以上の得
湖に雲海が広がる美しい写真を見たことのある方も多いと思います。早朝、湖を覆う雲海は、プロカメラマンもシャッターを押す手が止まるほどの美しさだそうです。あと、日本一早い納沙布岬の朝日も、押さえておきたいですね。空気が濃い道東ですが、朝の空気のおいしさはまた格別です。
そして星空の美しさも必見。人工的な灯りが少ない場所が多いので、降るような星空を満喫でき、月明かりってこんなに明るいんだと実感できます。夜はゆっくり空を楽しんでください。

●超レア!ご当地リカちゃん
キティちゃんに並び、各地でいろんなご当地リカちゃん(タカラ)が出ていますが女満別町限定という超レアなミニサイズのリカちゃん(携帯ストラップ可)が発売されています。その名も【ひまわりリカちゃん】。6000体の限定品で980円。7月から町内の玩具店、女満別空港などで販売。ところで、なぜ「ひまわり」なのかというと、女満別町では9月頃、緑肥として植えられた広大なヒマワリ畑が見ごろを迎えます。これがかなり見応えあり。そこからアイデアが生まれたようですよ。


■□■夏が旬&ご当地グルメ■□■

オホーツク海と太平洋の魚介類、乳製品はぜひ味わいたい道東の美味です。夏だと根室の花咲ガニ(7月~9月)、根室や釧路のサンマ刺身(8月~9月)がイチ押し。そのほかにも、こんな食べ物もオススメですよ。

●北海シマエビ
夏のビールのお供といえば、北海シマエビの塩ゆで。北海シマエビとは、道内では主に道東方面の内湾で獲れる、風味豊かなエビです。塩ゆでは道内各地に流通しますが、ゆでたてや生を味わえるのは産地だけの特権。産地は尾岱沼(別海町)、サロマ湖、能取湖など。なかでも尾岱沼は三角帆をつけた小さな舟を使う、昔ながらの「打瀬網漁」が有名。朝焼けや青空の下に白い帆が映える漁模様は、夏の風物詩(6月中旬~7月下旬)になっています。尾岱沼で北海シマエビを食べるなら、【白帆】(?01538・6・2033)がメニュー豊富でおすすめ。

●エスカロップ
根室のご当地グルメといえば、エスカロップ。バターで炒めたご飯にトンカツをのせ、さらにデミグラスソースをかけたもの。発祥のお店は【ニューモンブラン】)だが、いまや市内にエスカロップを出すお店は多数。

●まりも豆腐
食べられる「まりも」があるんですよ!阿寒の【福田豆腐店】(?0154・67・2227)では、ホウレン草と抹茶で色づけしたまん丸のお豆腐をつくっています。お店で小売りもしてもらえますが、阿寒湖畔のホテルの朝食でも登場するようです。

●ラワンブキ
高さ3mにも成長するフキがあるのをご存知ですか?ラワンブキという種類で、鑑賞圃場では7月下旬くらいまで見学が可能です。フキの佃煮や生フキはふるさと小包便で取り寄せも可能です。問い合わせは足寄町観光協会(?01562・5・2141)へ。
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