リゾートからのお散歩スポット
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弘法大師はこの風景に感動して”空海”と名乗ったとか。 |
リゾートから海岸沿いに続く遊歩道を室戸市街方面に5分ほど歩くと、弘法大師(空海)ゆかりの御厨人窟(みくろどくつ)が見えてきます。洞窟は2つあり、手前が修行をした
神明窟、隣が寝泊りしたとされる
御厨人窟です。大師は、この洞窟から見える室戸海岸の雄大な景色に感動して”空海”と名乗ったと伝えられています。
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24番札所、最御崎寺の山門。 |
さらに5分ほど55号線を南下すると、”四国八十八霊場”の24番札所、最御崎寺(ほつみさきじ)への登り口が見えてきます。最御崎寺や灯台へはこの先のスカイラインから車で登れますが、ここは是非徒歩で登ることをおすすめします。(自分が苦労して登ったから言うのですが)言い忘れましたが、この散歩にはスニーカーを履き、ドリンクを持参しましょう。頂上までは距離的には短いのですが、急なお遍路道で石ころだらけ。チョット(かなり)きついです。ただし登りきった後の達成感と自力で登ってお参りする”ごりやく”にかなり差がつきます!苦労して登ること約20分で最御崎寺に到着。着いてみると以外に境内が広く、多くのお遍路さんが熱心にお参りしていました。
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室戸のシンボル、室戸岬灯台。 |
最御崎寺を後にし津呂山展望台へ。最御崎寺からはチョット距離はありますが、チョット頑張ると
360度の大パノラマが貴女を待っています。展望台を後にしてスカイラインを下り先ほどの最御崎寺を通り過ぎ50メートルほどさらに下ると室戸岬灯台に着きます。明治32年に建造された白亜の灯台で、レンズの口径は2.6メートルで日本一。ここを訪れた時「自分が今室戸に来たんだな」と実感しました。
室戸周辺のスポット
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漁港の朝の風景。この日はあいにくの不漁でスルメイカばかり。 |
リゾートから55号線を徳島方面に5分ほど車を走らせると高岡漁港に着きます。通常はスルメイカ、キンメ鯛、ヒラメなどで漁港は賑わいますが、たまに鯨が網にかかるそうで、鯨が取れたときは町中で話題になり、町の酒場や食堂の”スペシャルメニュー”として登場するそうです。以前は国際条例により全ての鯨を”網を切ってまでして”逃がしていたそうですが、それでは漁師の負担が大きく死活問題になった為、現在では網に入った鯨に関しては捕獲できるようになった、とのことです。
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美術館のようなモダンなデザインのウトコディープシー工場。 |
高岡漁港から徳島方面に数分走ると現代美術館のような白い建物が見えてきます。これが海洋深層水をミネラルウォーターに加工している
株式会社ウトコ室戸工場です。建築は今最も注目されている建築家、團紀彦(だんのりひこ)氏。この”作品”はデザイン・建築業界でも注目されていて、デザイン関係者や建築学科の学生が視察に訪れているそうです。工場の隣にはミーティングルームや社長室の
本社ビルがあるのですがこれもとてもスタイリッシュなデザインで、1階の
ミーティングスペースで会議をしているとここをお洒落なカフェと間違えて若いカップルが国道から入ってくるそうです。
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ドルフィンセンターのインストラクター、井上さん。 |
ファミリーで楽しむなら、ホテルから室戸市街へ車で10分の室戸岬漁港にある
”室戸ドルフィンセンター”がおすすめです。ここでは現在
2頭のイルカが飼育されておりイルカとのふれあいにより、発達障害者へのイルカ介在活動を提供しています。餌をあげたり、イルカと一緒に泳ぐプログラムなど子供だけでなく大人も一緒に楽しめます。イルカと泳ぐ”ドルフィンスイム”はウエットスーツが必要ですが、レンタルも可能です。
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ボディーのペインティングが楽しい一両だけのディーゼル車。 |
ホテルから空港へは無料の送迎がサービスされていますが、帰りはローカル線を利用してみるのも良いかもしれません。ホテルから約40分の奈半利駅で降ろしてもらい、ここからディーゼル電車のローカル線の旅を楽しみます。駅や電車には、高知県出身で「アンパンマン」の作者のやなせたかし氏がプロデュースした
キャラクターがデザインされており、観光客は度々途中下車して記念撮影をして楽しんでいます。
デッキ付きのユニークな車中からは美しい海岸線を望め、旅の最後を締めくくってくれます。ちなみに、空港へは「のいち駅」で下車しタクシーで約10分です。
それではお気をつけて!