海外旅行の準備・最新情報/海外旅行関連情報

花と湖に包まれたベトナムの高原リゾート(2ページ目)

ベトナムの高原リゾート、ダラット。そこには上質のフレンチ・ホスピタリティーがあふれています。

執筆者:奈良澤 充

ダラットのシンボル、ソフィテル・ダラット・パレス

ソフィテル・ダラット・パレスはダラットのスアンフォン湖を見下ろす丘の上に立つ5つ星ホテルです。1922年、インドシナ政府のフランス総督により、フランス本国からの政府要人用の宿泊施設として開業しました。大理石、ファブリック、金属、木材などの建築資材はフランスより船でサイゴへ、、そこから象(!)でダラットまで運んだそうです。その後、第二次世界大戦やインドシナ戦争などの歴史の波に巻き込まれながら1995年、アコー・グループのメンバーとして現在のホテル名になりました。

ダラットの歴史を、そして街が発展する様を、この丘の上から80年の間見守ってきたのです。

 

世界のセレブが常宿にする、格調高い施設とサービス

暖炉から見たホテルロビー。右がレセプションデスク。
ホテル・エントランスをくぐると左右にはレセプション・デスク、さらに進むと正面には暖炉がありゲストを迎えてくれます。日が暮れると暖炉に薪がくべられ、ホテル全体を暖めてくれます。

ロビーやパブリック・スペースにはアンティークの調度品や絵画がさりげなく飾られ、ホテル名のパレス(宮殿)に相応しい雰囲気に訪れる誰もが圧倒されます。

ベルやダイニングなどホテルスタッフのユニフォームは詰襟やブラック・タイなど”正装”でまとめられ、格調高いトラディショナルなインテリアにとてもマッチしています。また決して奇をてらわない基本に忠実な接遇に、建物のみならずそのサービスにもこのホテルの歴史を感じます。

メインダイニングのル・ラブレ。朝食時はテラスがおすすめ。
ロビー階のダイニング、ル・ラブレはもちろん正統派フレンチ・キュイジーン。ホテルのオーガニック菜園の新鮮な野菜や、バラやアンティチョークを使った”花メニュー”など”花の街ダラット”ならではのユニークなメニューが評判を呼んでいます。朝食時間にはコンチネンタル・メニューの他におかゆや味噌汁などの和食メニュー、フォーやブンなどのベトナム・メニューも用意されています。ウエイトレスのリンさんが毎朝特別ヌードルをアレンジしてくれたのですが、チキンのフォーは本当に最高でした。

 

”グランドホテル”のノスタルジーあふれる客室

天井が高く開放的なデラックス・タイプ。
客室はスーペリア、デラックス、スイートの3タイプで43室。天井が4.5メートルと高いので、どのタイプも実際の平米数より広く感じます。おすすめはレイク・ビューのデラックス・タイプ。45平米の広さに暖炉が付いています。(スーペリアには暖炉がありません)バスルームは猫足のバスタブに真鍮の蛇口のツインシンク。アメリカ式ホテルのバスルームになれた我々には、シャワーの使用時にチョットした注意が必要です!

ダラットの平均気温は18前後。従ってホテルには冷房がありません。ロビー同様、夜間には客室の暖炉にホテルスタッフが火を入れてくれます。暖炉の火を見つめながらその温もりに包まれる二人....。現代のホテルでは、なかなかこのような場面を演出できません!(私は一人で原稿を書いていましたが) そして朝窓を開ければ180度の大パノラマ!スアンフォン湖を中心にダラットの街が一望できます。

次にホテルのアクティビティーをご紹介しましょう!

ホテルアクティビティーへ

 

 

 

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます