ロマンチックな高原リゾート、ダラット
ダラットの標高は15,00メートルで年間の平均気温は18度前後。東南アジア特有の湿気も無く”永遠の春の街”と呼ばれ、ホーチミンをベースとするベトナム・セレブやロイヤル・ファミリーの避暑地として、またハネムーンのメッカとして発展してきました。街のシンボルで市民の憩いの場であるスファンフォン湖を中心に、小高い丘が広がりフランス風の瀟洒なヴィラが点在する風景は、バイエルンやブルゴーニュの田園を彷彿させます。
”花の街”、”ワインの街”、ダラット
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日本へ出荷する商品の品質をチェックする農園スタッフ。 |
ダラットは花の産地として有名でそのほとんどが日本に輸出されています。街の中心から車で5分ほど走ると広大な土地にビニールハウスが延々と広がっています。
ハウス内にはバラ、菊、カーネーションが栽培されており、”お彼岸”や”母の日”など日本の宗教行事や記念日の合わせて船便で発送しています。農園の責任者の
ベルンハルドさんによると、適度の湿気を保てる船の方が航空便より適しているそうです。また、彼によると日本の業者は商品規定にとても厳しく、茎は何センチ、根から何センチをカットなど
細かい工程と検査の後に梱包しているとの事です。おそらく皆さんの家庭でもベルンハルドさんの花を何回かは飾っているのでしょう。
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ダラットのワインブランド、「ヴァン・ダラット」。価格は1本200円程度。 |
ダラットはワインの産地としても有名です。朝晩の気温差が激し、く比較的降雨量が少ないダラットの機構がワインに合うブドウの栽培に適しているそうです。ワイン工場を訪ねると、ワインの醸造樽、ボトルの洗浄、
ボトリング及びラベリングの工程がシスティマティックに進められ、一瞬のうちに完成したワインボトルがベルトコンベアーに乗って流れてきます。ダラットの街にあるワイン・ショップで試飲すると、どちらかといえばフルーティーなテイストでした。
ダラットの街歩き
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市場では野菜、フルーツ、魚、肉など何でも手に入る。 |
ダラット市場に来て「今自分はベトナムにいるのだ!」と実感が沸いてきます。元々劇場だった建物内には乾物、野菜、お菓子、フルーツなどの店がひしめき何時も活気がみなぎっています。イカの燻製、揚げせんべい、ハスの実の菓子など日本円で10円から50円。これがまた滅茶苦茶美味しくて食べ出すと止まらない!路上には市場に集まる観光客や地元民を目当てに
フォーーやブンの麺屋台が軒を連ね、市場内は何時もお祭りの賑わい。しかしながらトカゲやハブが瓶詰めされた酒や
ゲテモノなども目に付き、時には緊張して歩いていました。
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カラフルで三角屋根がカワイイ、ダラット駅。 |
街の東側にはダラット駅があります。1933年に建造された駅舎は”ベトナム一美しい駅”といわれています。オレンジやイエローのカラフルな外観はまるでアルプスの高原駅のよう。現在では
観光用として約7キロの距離を約1時間半(!)かけてゆったりと走っています。私が訪れた時には地元の雑誌社が
ブライダルのファッション撮影を何故かここでしていました。
それでは、次にダラットのおすすめホテルをご紹介しましょう!
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