今、話題のデザイナーズホテル
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著名なデザイナーや建築家によって手掛けられ、オーナーの個性的な”こだわり”やコンセプトを体現しているのが”デザイナーズホテル”です。今や施設や立地だけでなく、そのデザインでホテルを選ぶ時代になっています。
今回はそのブームを創ったアーティスト達とその代表的な作品を御紹介します。
<デザイナーズホテルの大御所、サー・テランス・コンラン>
デザイナーズホテルといえば、まずはコンラン卿。彼は、家具・文房具・キッチン用品など、あらゆる”生活用品”または”生活の場”そのもののデザインを手掛けています。その功績は1983年”サー”の称号を授与しているほどです。ホテルデザインに限ると”ダ・トリエスト(ウイーン)”、”マイホテル・ブルームスバリー(ロンドン)”を手掛け、そして2000年にはついにコンラン卿自身が直営する”グレート・イースタン・ホテル(ロンドン)”をオープンするに至っています。最近では、2002年6月、インドのバンガロールにアジアで最初のホテル作品、”ザ・パークホテルズ”をオープンさせています。
<ブームの立役者、イアン・シュレイガー/フィリップ・スタルク>
’90年代のニューヨークに”モーガンズ”そして”ロイヤルトン”をフィリップ・スタルクと共にプロデュースし、現在のブティックホテルやデザインホテルズのコンセプトを作りあげたのが イアン・シュレイガー。 その後ロンドンに進出し、”セント・マーテインズ・レーン”、”サンダーソン”と立て続けにヒットを飛ばし、現在の世界的な”デザインホテルズ”ブームの立役者になりました。
<現代のカリスマ建築家、ジャン・ヌーヴェル/ピーター・ズントー>
2000年4月、中央スイスの美しい静かな中世都市、ルツェルンに新しいコンセプトのホテルが誕生しました。ホテルの名は”ザ・ホテル”。25室の天井には名作映画の名場面が彩られ、一歩足を踏み入れると、ロマンティックな映画の世界へ導かれる。まさに”現代の天井画”といえるでしょう。
スイス南東の田舎町、ヴァルスにデザイナーや建築関係者足繁く通うテルメ(温泉療養所)があります。これが”ズントーのテルメ”です。4棟からなる施設に140の客室があり、そのうち19室がズントーによる設計で、”ズントールーム”と呼ばれています。この地方の素材である”片麻岩”を使いその風土にマッチした独特な雰囲気を演出している。
<楽園の創造者、エイドリアン・ゼッカー/ケリー・ヒル>
「タイム誌」の記者を経て、リージェント・ホテルの創設メンバーに加わり、その後建築家ケリー・ヒルと共にアマンリゾートを設立したエイドリアン・ゼッカー。1989年、タイのプーケットにアマンプリ、1989年にはバリにアマンダリ、そして1992年には同じくバリにアマンキラを誕生させたゼッカーはまさに”パラダイスの創設者”としてあまりにも有名です。
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