誰でも今すぐ「株デビュー」/買い時・売り時を判断するテクニック

保有中は何をどうチェックする?

株式投資では「買ったら買いっぱなし」は禁物。当初期待したとおりの業績をあげているか、事業の方針は変わっていないかなど、定期的なチェックは欠かせません。もちろん、急な値上がりや値下がりがあったら、その要因を調べて、対策を講じることも必要です。

執筆者:All About 編集部

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保有した銘柄からは目を離さず、仲良くしよう

株を買ったら、あとは上がるのを待つだけ…、というわけにもいきません。その銘柄を買った当初の狙い(期待)からズレが生じてくることもありますから、株価の動きなどはしっかりチェックしましょう。

四半期決算(3カ月ごと)の際には、決算短信も要チェックです。

決算短信には、業績や財務状況など、株価を左右する情報がコンパクトにまとめられています。業績好調で注目する投資家が増えれば株価は上がりますし、逆に業績不振や財務状況の悪化などがあると、離れていく投資家も出てきて株価下落に繋がりかねません。いち早く情報をキャッチするためには、決算短信は必読、というわけです。

ちょっと手間がかかるなあ、と思うかも知れませんが、決算短信はA4サイズ1枚に必要な情報が盛り込まれており、それほど難しくありません。また何期分かを継続的にチェックしていくと、「この会社は業績予想が抑え目で、上方修正することが多いな(株価上昇の可能性が高そうだな)」など、会社のクセも見えてきます。
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上昇トレンドを続けているなら保有を続ける

保有している銘柄が順調に値上がりを続けてくれれば言うことなし、銘柄選びは大成功、といいたいところですが、業績や財務状況のチェックを怠ってはいけません。増収・増益か、財務に問題はないかなどを確認し、この先も上がり続けそうかを考えてみます。問題がなく、さらなる上昇が期待できる場合は、じっくり保有。トレンドが上向きを続けているなら、急いで売るのではなく、さらなる上昇に期待するといいでしょう。

銘柄に対する自信が深くなったら、買い増しを検討してみるのも一案です。持ち株数が増えれば得られる配当も多くなりますし、将来、期待できる売却益も大きくなります。

あれこれ手を広げて銘柄を増やすより、3銘柄程度に絞って、しっかりお付き合いする。これが株式投資で成功する秘訣です。


保有中に値上がりor値下がりしたら、どう行動すべき?

取材・文/高橋晴美 監修/インベストラスト福永博之

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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