誰でも今すぐ「株デビュー」/「買い!」の銘柄を見つけるコツ

銘柄選びの視点1/業績堅調かつ株価が割安

業績が伸びていても株価が低いまま、反応していない、という銘柄は意外とあります。各社ホームページのIRサイトやマネーサイトのほか、各社が3ヵ月に1回公表する「決算短信」にも情報が満載。さまざまなヒントを参考に、お買い得の優良銘柄を見つけましょう。

執筆者:All About 編集部

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業績の好調不調を見極めるには?

数字とにらめっこして好業績の企業を探す方法もありますが、ビギナーなら、身近な企業から接してみるのがおススメです。愛用しているコスメブランド、利用することが多いネット関連企業など、身近な銘柄なら情報も得やすいですし、なにより興味が持ちやすいものです。

いくつか候補をピックアップしたら、業績をチェックします。上場企業のサイトでは業績や財務などのIR情報が閲覧できるほか、企業情報を提供しているマネーサイトでも個別企業の情報を調べることができます。

チェックしたいのは、「売上高」のほか、売上高から原材料費などを引いた「営業利益」(本業で得た利益)、企業の継続的な活動で得られた「経常利益」、税金などを引いた最終的な利益を示す「当期(純)利益」の4つ。大切なのは、売上高の上昇を伴う増益であること、です。ポイントは、業績の推移を時系列で確認すること。毎期連続で前年よりプラスになっているのが理想です。

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決算短信は情報の宝庫

上場企業の多くは、3カ月ごとに決算短信を発表しており、企業のサイトなどで閲覧できます。決算短信とは、業績や財務状況に関する情報を開示するもので、1枚目の記載内容をみれば企業のおおよその状況が分かります。

四半期の売上や利益については、先に公表している予想に対してどうだったか、前年同期に比べてどうか、なども記載されています。予想を上回るペースで利益が出ていれば、業績予想を上方修正する可能性もあり、そうなると注目する投資家が増え、株価が上昇することがあります。逆に業績が下方修正されれば、売られる(株価が下がる)要因となります。

また企業によっては決算短信に補足資料がある例も。たとえばある電機メーカーの決算短信補足資料では、売上高の製品別構成比や、国別構成比などが記載されています。多くの製品を手掛けている企業でも、こういったデータから、特定の製品のヒットで企業の業績にどの程度インパクトがあるかなどを推測できます。

もちろん、業績がいいだけではダメ。株価がすでに高くなりすぎている可能性もありますから、PERなどもチェックしましょう。


今後の成長期待が高いテーマの銘柄を探すには?

取材・文/高橋晴美 監修/インベストラスト福永博之

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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