カウンターのある店でシェフと会話を
一人であっても、じっくりと時間をかけて食事や会話を楽しみたいのであれば、カウンターのある店を選ぶのがいいでしょう。ガイド好みの店は、カウンターのあるフレンチビストロ。地方都市のフレンチに目がない私は、一人でもフレンチに行きたくなるのですが、そんなときに嬉しいのがこうした店です。グラスワイン片手に、カジュアルなコースをゆっくりと味わう。食材や料理法について疑問に思ったら、積極的にシェフに話しかけてみる。一人でも充実した時間が過ごせます。もちろん寿司店、和食処、イタリアンなどでもカウンターのある店はいくらでもあるので、好きなジャンルを選ぶといいでしょう。料理や地酒の話で、隣の席のお客さんとついつい話が弾んでしまうなんてことも、しょっちゅうです。旅のいい思い出にもなりますよ。店の規模としては、カウンターにテーブルが3つ4つ程度の、比較的こぢんまりとしたアットホームな雰囲気の店を選ぶと、スタッフも気遣ってくれますし、一人でも気負うことなく食事が楽しめます。
デパ地下や市場などで弁当や惣菜を買い、宿に持ち込む
日中アクティブに動き過ぎて、外食に出るのが億劫なときもありますよね? そんなときは、私はテイクアウトディナーを楽しみます。デパ地下やデリショップ、市場などで弁当や惣菜、おつまみ、地酒やワインを買い込んで、部屋でゆっくりいただきます。せっかくなら、その土地の郷土色の高い食事にしたいので、そういった目線でセレクト。最近はミニキッチンが付くホテルも多いので、調理とまではいかなくても、食材を少しアレンジして楽しむこともあります。これはこれで、なかなか楽しいものです。いかがでしたか? 一人で楽しむ旅先での夕食の選択肢を、ほんのひと握りですがご紹介させていただきました。意外とハードル低いと感じられるのではないでしょうか? 限りある人生の中で、同じ旅先に再訪する機会は意外と少ないものです。思い切って土地の店に飛び込んでみると、いろいろな発見や出会いがあり、世界が広がりますよ。