一人旅/一人旅のコツ

一人旅の宿選び(2ページ目)

いざ一人旅をしようと思っても宿選びに悩む人は多いはず。一人旅=ビジネスホテルの時代はもう終わり。一人旅人口の増加に伴い宿の選択肢は無限大なのです。ビジネスホテルも年々進化を遂げ、今、注目大です。

塩田 典子

執筆者:塩田 典子

一人旅ガイド

敷居が高いと思いきや、温泉旅館に一人で泊まる方法もさまざま


次に温泉地などで、どうしても温泉付きの旅館に泊まりたい時は、どうしたら良いのでしょうか? 最近は、平日を中心に一人旅人口が増えているせいか、旅館も一人泊まりにはかなり寛容になってきていると感じています。休前日や繁忙期でなければ、客室に空きがあれば大体の宿が受け入れてくれるはずです。ただ宿によっては、空きがあってもあまり積極的に受け入れていないところもあるので、まずは宿のHPなどで感触を確かめてみるか、電話で問い合わせてみるといいでしょう。シングルルームや6畳一間の客室があれば、大方一人泊まりOKのはずです。

でももし、規模の大きな旅館に一人で泊まるのは気が重いというのであれば、民宿や湯治宿などを選ぶのもいいでしょう。旅館に比べると、客室にバス・トイレなしだったり、家族風呂しかないなど、設備が充実しているといい難い部分もありますが、源泉かけ流しの温泉に浸かれたり、心のこもった家庭的な料理が味わえたりと、大型ホテルとはひと味違う「人肌の温もり」が感じられて、なかなかいいものです。

また気楽なバックパッカー気分で旅をしたければ、シンプルな朝食付きのB&Bスタイルの宿、ユースホステル、とほ宿や旅人宿を選択肢に入れてもいいでしょう。

最近は温泉旅館でも「一人旅プラン」を提供していることが多いので、HPで事前にチェックしてから問い合わせてみるのもいいでしょう。とはいえ、どうしても泊まってみたい宿がプランを用意していない場合、ダメもとで直前に当たってみるというのも手です。これははっきり言って賭けではあるのですが、1~2日前であれば、突然のキャンセルが出たり空室がわずかに残っている場合も。運が良ければ泊めてもらえるかもしれません。ただし、シングルユースの追加料金が発生する可能性もあるので、頭に入れておきましょう。
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