腹帯を贈る・お祝いの仕方
昔は、たくましく元気な子どもが生まれるようにと女性の実家や子宝に恵まれている夫婦や仲人から贈られていましたが、核家族が多くなった現在では、そういった儀式にとらわれずに夫婦で責任を持って行うとよいでしょう。最近では、祈祷済みのさらしを受け取って祝い、あとはマタニティガードルなど妊婦用の下着にかえるのが一般的になっています。また地域や家庭によっては帯祝いの風習もさまざまです。大事な事は、無事に子どもが生まれるようにと願いをこめてお祝いするのですからね。習慣は大事ですが、形式にとらわれずに。
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だいたい帯祝いとしてお祝金を贈るのは、ごく身近な人。知人や会社関係でのやり取りはしません。
・表書き :「御帯祝」「寿」「岩田帯」「懐妊祝」「祝の帯」
・金 額 : 3,000円~5,000円
・贈る時期: 妊娠5ヶ月目の戌の日の半月前頃から当日までに
どうして戌の日に
犬(戌)と言う動物は多産でしかも安産。昔から安産の守り神とされてきました。それにあやかって戌の日と言われています。だいたい日本独自のもので、海外では腹帯というものが存在しないし、そういった習慣もあまりみられません。戌の日は日に割り当てられた十二支の「戌」にあたる日です。だいたいひと月に3回程度巡ってきます。いかがでしたか?最近の傾向では、昔ながらの伝統的なしきたりで帯祝いをする家庭はすくなくなっています。実家の両親や身内だけ、また夫婦だけで簡単に御祝いするのが一般的になってきています。産まれてくる子どもにとっては、初めてのお祝いのセレモニー。母子ともども健康を願ってお祝いしたいものですね。
<関連サイト>
・出生・命名・お宮参り
・安産を祈る!2006年戌の日カレンダー<妊娠・出産準備>
・図入り解説で腹帯を大解剖! 腹帯の由来・種類・巻き方<妊娠・出産準備>