防災/防災関連情報

大地震が起きた時あなたの財産はどうなる?(2ページ目)

大地震でもしも自分の財産である自宅家屋を失ってしまったら?その後の生活はどうしたらいいのでしょう。地震国日本ではそのリスクは大変なものです。何かリスクを軽減できないもでしょうか。

和田 隆昌

執筆者:和田 隆昌

防災ガイド

どうすればリスクを軽減できる?

火災
地震による火災は自分たちだけでは防ぎようがありません。大地震の際には木造家屋の密集地域では大変な火災が予想されます。
ですから、この地震国日本では残念ながら「持ち家」派の人は全員が大きなリスクを背負っていることは事実なのです。ではどうすればそのリスクを少しでも軽減できるのでしょうか? 

まず大前提の事なのですが、この地震国日本においては耐震性のより高い家屋に住む事が家族の生命と財産を守る最優先の課題です。そしてすでに持ち家の人は火災保険、地震保険に加入すること、そしてその付帯条項(支払い基準)を再度確認することをおすすめします。

そして自宅が全壊または半壊などの被害を受けた場合に、その後の生活の立て直しにどのくらいの費用がかかるのかを算定してみましょう。

たとえば4000万円で購入して現時点での評価額が2000万円であったなら最大でも1000万円の保証しかなされず、同じ家を建てるためにはさらに3000万円の費用が発生します。これをローンで払っていた方にとっては二重のローンが発生するだけでなく、家の解体費用、引っ越し費用、さらに賃貸住宅の賃貸料などが発生することになります。

このようなリスクを少しでも軽減するために「新地震費用保険」というものも存在します。これは建物の評価額には関わらず、単独でも、地震保険への上乗せでも契約できるというもの。家族の人数によって契約費用が決まる「Resta(リスタ)」は、震災等で被災された後の生活再建費用を補償する保険。被災した住居の建替え・補修費用、家族の緊急避難費用や引越し費用、生活必需品購入費用、ホテル代、仮住まい家賃などの2重3重の経済的負担を補填してくれます。

日本では残念ながら地震被害から逃れられる場所は存在しません。しかしその地域によって被害リスクが違うのも事実です。地震保険の金額が日本のエリアにおいて大きく違うのをご存知ですか?

その価格の違いがそのままあなたのお住まいの地震リスクの評価なのです。あなたの財産を守るために、まずは「地震保険」に加入しているかどうかを確認しておきましょう。


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