もしも原発が震災で破壊されたら?
新潟中越沖地震による柏崎刈羽原発の被害によって、日本国民は大きな「警告」をもらいました。次に起きる震災でこの被害を上回る事故が起きないようにするにはどうしたらよいのでしょうか? |
現在、日本の電力は平均で30%以上を原子力に頼っていて、もっとも依存度の高い関西電力では60~70%もの比率になっています。しかし、地震多発国であるこの日本で、最大のリスクとなる可能性の高い原発は海外の人にとっては「クレージー」としか映らないでしょう。これまで何度も事故や被爆者を出した原発事故は行政に「警告」とならないのでしょうか。この柏崎は首都圏の電力の供給をする東京電力の管轄であり、東京で暮らす自分にとっても他人事ではすまされない事故でした。
しかし国内では、今でも地震被害に遭う可能性の高い地域で、いくつもの原発が稼動しています。果たしてその原発の安全性は守られているのでしょうか。中でも御前崎にある浜岡原発は東海地震の想定震源域の中で運転されていて、誰が考えても大変なリスクを抱えていることは明白です。
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