防災/防災関連情報

生死を分ける寝室と台所の安全(2ページ目)

地震災害で亡くなった被害者の9割は寝室で被害にあっています。次に多いのが火災によるもの。この二つを乗り越えてしまえば地震はそれほど恐いものではありません。その具体的な方法とは?

和田 隆昌

執筆者:和田 隆昌

防災ガイド

台所からは火の前に安全の確保を

避難所
台所は身体に危害を加えるような重量物やガラスなどが多数存在する。まずはその場所から離れることが先決。
台所は寝室の次に地震対策をしておく必要がある場所です。台所には食器棚や冷蔵庫、電子レンジなど重量のある家具が集中しているだけでなく、家事をして火を扱っている場合には地震時に思わぬ二次災害を引き起こす可能性がある場所です。

食器棚などは固定具をホームセンターなどで購入して使用するほか、重量のある鍋などは必ず低い位置で保管するなどの工夫が必要です。もしも台所で地震を感じたなら、余裕がないときは火を消すよりも先に、ご自身の安全を図るためにその場から逃げ出すほうを優先しましょう。

都市ガスはセンサーなどにより瞬間に停止しますので、落ち着いてからゆっくりと栓を締めることをお勧めします。万が一台所から出火してしまうことを考えて、台所に簡易消火器を置いておくのもいいでしょう。重量のあるものでなく小型のものでも出火時には非常に役に立ちます。

阪神・淡路大震災では、発生が早朝だったということもあって、寝室で多数の死傷者が出てしまいました。人間が最も無防備な就寝時に大震災が起きると多数の人的被害が発生します。

地震被害を受けないようにするには寝室の安全を図ることが最も重要なポイントです。寝室にある重量のある家具や家電などは出来るだけ早くしっかりと固定するか移動するようにしましょう。


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