地球温暖化と自然災害
山スキーには常に危険が存在する。しかしそれだけに冬山の魅力も十分に味わえるのだ。 |
その点では、残念なことに一部のスキー客がビーコン(発信機)を所持していなかったという報道がありましたが、それは「雪崩にはめったに遭わない」という前提でツアーに参加してしまっていることであり、もしも本当であれば主催者と参加者の意識が低かったと言わざるを得ないでしょう。それは「地震なんてそうはこない」という前提で建物を建ててしまっている業者に通じるものがあります。
これは山スキーでの遭難ということで、自分たちとはあまり関係ないこと、と思う人もいるかもしれませんが、実は他のいろいろな場面に通じることなのです。
たとえば先日起きた津波警報で、ほとんどの人が警報を無視して避難しなかったこと。川の増水でキャンプが不可だというのに河原でバーベキューをし続ける人。自然の猛威を実際に味わったことのない人は、経験値がないためにその危険を察知できずに、警告をする人を馬鹿にする人すらいます。
自然に触れてその偉大さを肌で感じてきた人はそんな態度はとらないと信じています。これから暖かくなっていろいろなアウトドアでの機会を得ることもあるでしょう。ぜひご家族で自然の中でその楽しさと厳しさを同時に味わっていただければと思います。
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