防災/防災関連情報

失火による火事を防ぐには(2ページ目)

放火を除く、火事の原因で多いのがタバコ、コンロ、ストーブによるもの。これら「失火」を防ぐにはどうしたらいいのか?そして防ぐための「防炎製品」について説明します。

和田 隆昌

執筆者:和田 隆昌

防災ガイド

「防炎製品」にはどんなものが

燃えにくい加工がされている防炎物品が、一般の家庭にも広く普及すれば、失火による火災の被害が軽減され、大きな火事になることを防ぐことになることは間違いありません。そこで、消防庁の指導により、寝具、衣服類等の防炎性能を、消費者の立場にたった第三者機関である「防炎製品認定委員会」において認定するようになりました。この委員会において認定されたものが「防炎製品」と呼ばれるものです。

防炎対象物品の見分け方

マーク
防炎製品にはこのような「防炎ラベル」(何種かあり)がついていますので必ず確認してから購入しましょう。
布などの繊維に直火が接触しても燃え広がらないように加工したものを防炎対象物品と言います。そのなかでも防炎対象物品は、防炎物品と防炎製品に大別されています。

1.防炎物品とはカーテン・布製のブラインド・暗幕・じゅうたん・展示用合板・どん帳・工事用シートなどがあります。
2.防炎製品とはふとん類(布団・座布団・ベッドパッド・枕・マットレス)・毛布類(毛布・タオル)・敷布カバー類(布団カバー・毛布カバー・枕カバー・アームカバー)・衣類(エプロン・パジャマ)など。

これらの防炎製品は、まだそれほど多く普及しているとは言えませんが、カーテンやエプロン、ふとんに使用していれば、いざという時に大きな火災になることを防いでくれることでしょう。防炎物品等の購入には(財)日本防炎協会の認定する安心マーク付き防炎ラベルがついているものを買うようにしましょう。



【関連サイト】

・関連サイト JFRA 日本防炎協会
【編集部おすすめの購入サイト】
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