次第に季節が春めいてくると、なぜか増えてくるのが、火事。今回は放火を除く、火災原因のうち、失火について考えてみたいと思います。失火原因の主なものにタバコとコンロ、ストーブなどがあります。火の気のないところに火事は起きません。喫煙者は寝床にタバコを絶対に持ち込まないことを習慣にしないといけませんね。またコンロなどからの失火に備えて、台所には簡易消火器を置くこと、ストーブなど暖房器具の近辺には燃えやすい衣服などを近づけないことも、今いちど心がけておきたいものです。

防炎製品が大きな火事を防ぐ

消防車
今もどこかで消防車は必ず出動しています。消防車の絶対数は火災件数の多さに追いついていないのが現状です。
ところで防災関係の用品(非常持ち出し袋や防災ずきん)などを見ているとよく「防炎製品」のラベルがついているものをみかけます。これらは衣服やカーテン、自動車やバイクのカバーなどにもついていることがあります。これらの製品はどのような基準で作られているのでしょうか。

繊維製品は、燃えやすい性質があるため、タバコやライターなどに触れてもすぐに着火してしまうため、火災の原因の一つになっています。繊維のこうした燃えやすい性質を改良し、燃えにくくすることによって、発生する火災を予防し、安全な環境を提供するために「防炎品」は誕生しました。

昭和44年から消防法によって定められた「防炎規制」では、燃えにくい性質を「防炎性能」といい、消防法に定められた防炎性能基準の条件を満たしたものを「防炎物品」と呼んでいます。不特定多数の人が出入りする映画館や劇場などの施設・建築物(防炎防火対象物)では、使用されるカーテン、じゅうたん、工事用シート、舞台幕は「防炎物品」の使用を義務づけられています。



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