防災/防災関連情報

How to Use Fire Extinguishers 消火器の使い方

基本的な消火器の使い方です。防災訓練に参加した人はおさらいに!してない人は、覚えておきましょう。イザという時には、きっと役立ちます。

執筆者:荒井 健一

火災発見!!

まず、火災を発見したら防災センターや消防署に通報しましょう。

初期消火は非常に重要ですが、一人だけで火を消そうとしていて、有毒な煙などを吸い込んでしまったら、とても危険です。余裕がなければ、大きな声で周りにいる人を呼びましょう!

出来る限り応援を呼び、「消火する人」「避難誘導する人」「延焼を防止する為に、燃えそうなモノをどかす人」「消防署に連絡するなど、さらなる応援を呼ぶ人」と、役割分担を決めるなど「もしも」に備えてから消火活動をしましょう。
消火器の使用方法(粉末・強化液)
How to Use Dry Chemical and Loaded Stream Extinguishers
1.安全ピンを抜く
1.Carry the extinguisher near the fire .Remove the pin.
1.安全ピンを抜く 出来る限り火元まで移動し、黄色いピン(安全栓)を上方向に引っ張り、完全に抜き取ります。

2.ホースを火元に向ける
2.Aim the nozzle at the seat of fire.
2.ホースを火元に向ける 消火器本体の、支えからホースをはずしてノズルを火元に向けます。ホース先端にあるキャップははずさなくても、使用には問題ありません。

3.レバーを強く握り放射する
3.Squeeze the lever hard.
3.レバーを強く握り放射する レバーを強く握ってください。放射時間は約20秒しかありませんので慎重に!

火元から離れたところでレバーを握ってしまうと、放射しながら火元に近づくことになります。すると、火に届いた消火薬剤はほんの少しだけで大半は室内にまき散らしていた、という事態に。

消火風景@本所防災館
上手に消火するコツは、火の根本を狙って、ほうきで掃くようにして放射すること。少し火がおさまったら後は出なくなるまで燃焼している「物」をねらい打ちしましょう。






注意

●歌舞伎町の雑居ビル火災でも、44名の命が奪われた大きな原因は煙でした。消火活動をする際、この煙を吸わないように、注意しましょう。

火が天井まで届いてしまったら、消火器での消火は不可能だと思ってください。この場合、有害な煙が充満している恐れがあるので、遠目で確認した時点ですみやかに避難しましょう。

●先日放送された、「大地震を生き残れ!」でもお話ししてきましたが、
天ぷら油火災には、ハロンガスタイプの消火剤を使用した消火器は役に立ちません。

消防庁の説明

また、あまり大きな消火器で消そうとすると、消火薬剤が放出された時に中の油が飛び散ることがあり、火傷の恐れがあります。火元の鍋から距離を十分にとって消火しましょう。

あまり広いキッチンではない場合、簡易式のエアゾール消火具を使用しましょう。消火薬剤は、強化液というタイプがオススメです。油に水はいけないのでは?と、いう方もご安心下さい。消火用に開発された、薬剤ですので問題はありません。

強化液タイプのエアゾール式簡易消火具とは、
↓このようなモノです。

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