防災/防災関連情報

身近な火災の原因 【タバコ】 タバコ火災の危険性

ポイ捨てや寝タバコは絶対にダメ。タバコによる火災は、喫煙者のマナーを改善するだけでほとんど無くすことが出来ます。タバコの値上げのように、タバコ火災が増加しないよう危険のポイントをチェックしましょう。

執筆者:荒井 健一

寝タバコによる火災 東京消防庁消防科学研究所










寝タバコによる火災東京消防庁科学研究所
平成14年に発生した全国の火災の総出火件数は63,575件で、そのうちタバコによる火災は、6,749件。全体の約10パーセントを占めていました。

タバコによる火災の場合、ぼやや一部焼失など、比較的規模の小さい火災でも、死者が発生してしまいます。これは、火災の原因のほとんどが、【寝タバコ】だということに原因があるのです。

熱や炎も怖いですが、枕元で発生するために、一酸化炭素中毒により命を落とすことも少なくありません。



ポイント タバコが原因の火事

原因寝タバコをして、煙草の火種がふとんに落ちた(煙草を落とした)。

原因タバコを灰皿に捨てたが、消し損ねて他の吸い殻が燃え始め、ガラスの灰皿が割れて延焼。

原因吸い殻をゴミ箱に捨てたら、消えていないタバコがゴミに着火。

原因灰皿に、吸いかけのタバコを何気なく置いていたら、そのまま忘れて出かけてしまい火災になった。

ポイント タバコを吸う上での注意点!

防火の対策「寝タバコは、しない、させない」を徹底する!

防火の対策灰皿には吸い殻をためておかない。

防火の対策灰皿には水を入れておく。

防火の対策タバコの吸い殻は、必ず灰皿に捨てる。

防火の対策吸い殻をゴミ箱に捨てる時は、水をかけるなどして十分注意する。

防火の対策ふとんの上ではタバコを吸わない。

防火の対策ふとんの側には灰皿をおかない。

防火の対策飲酒をした時には、普段よりも注意してタバコを吸う事。

ポイント 注意事項注意事項

※ふとんに火種が落ちた時は、完全に消火できていないことがあります。綿は、いったん火がつくとなかなか消えません。ふとん全体を水につけるようにして、長時間置いておきましょう。間違っても干したりはしないように!

以前、近所にある布団を作る工場から出火した時は、とても火勢が強くて数件の家に延焼しましたが、工場の火はなかなか消えず、数日間消防隊が見張っていたそうです。

ポイント 住宅用防災機器を活用しよう。

おすすめ!防炎製品には、ふとんやシーツだけでなく、パジャマやエプロンもあります。

おすすめ!住宅用の火災警報機は、火災時の熱・煙を感知して警報音で知らせてくれます。

・火災の早期発見で延焼を防ごう! 我が家の常識!『火災警報機』

・絵解き火災警報機 【図解】火災警報機の設置方法

絵解き火災警報機 【図解】火災警報機の設置方法2

おすすめ!住宅用スプリンクラーは、火災による熱を感知して自動で水を放出します。

自動消火器具も役立ちます。

自動消火装置の設置をお奨めします 消火するのも時代は「オート」

おすすめ!住宅用消火器を用意しましょう。選ぶ際は、適応する火災の表示に注意して購入することが大事。また、天ぷら油火災などは、エアゾール式の消火器を別に準備するといいでしょう。
注:ハロンガスタイプの消火器では、天ぷら油火災を消火できません。

【編集部おすすめの購入サイト】
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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