重要なのは、それを見たら確認した事を同じ紙に書いておく事です。災害時には、避難した先に落ち着けるとは限らず、『張り紙』に書いた行き先とは異なる場所に避難するかもしれません。家に戻る事が可能な状況で有れば、先に避難した家族が見に来るという可能性もあるからです。油性マジックと紙は用意しておきましょう。『171』に伝言を残した場合は、それも書いておきましょう。災害時の心理状況の中では、どちらかがすっかり忘れていると言う事も考えられます。
ただし、一つ気を付けなければいけない事があります。ドアーに張り紙をすると言う事は、外部の人間にも「家には居ない」ことが知られてしまうという事。災害時には、理性を保つことが困難になり、ストレスなども影響し、普段まじめな人でさえも犯罪に手を染める事が充分に考えられます。混乱に乗じて、様々な犯罪が発生しますので、『張り紙』を張る場所についても、簡単に人目に付かない所を選ぶなど、話し合いをしておく必要があるのではないでしょうか?
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