防災/防災関連情報

消火器の仕組みと、死亡事故の原因 22年前の消火器破裂(2ページ目)

13年3月、古い消火器を解体中、突然破裂して作業をしていた方が亡くなる事故が名古屋で発生。今年は既に2件の死亡事故があり、事故原因と消火器の使用上の注意を再確認してみました。

執筆者:荒井 健一

(前ページからの続き)

また、日頃消火器を設置する場所にも注意が必要です。台所や洗面所など湿ったところや、屋外、高温の発生する場所は、消火器の劣化を招くので避けましょう。

最後に一番大切なことですが、廃棄消火器は普通のゴミとは違います。消火器の廃棄は、必ず専門家に依頼してください。購入した販売店や消防設備業者に持ち込めば廃棄できます(有料:約500円)。絶対に分解、放射などをしないでください。

以下にチェックポイントをまとめます。

《消火器を安全に使うためのチェックポイント》

□大きい錆や傷、変形のチェック(もしあれば廃棄。絶対に使用しない)
□製造年数から耐用年数のチェック(早めの交換)
□台所や洗面所など湿ったところや、高温の発生する場所、屋外には設置しない。
□廃棄消火器は、分解、放射などをしない。


ぜひ、一度はお家の消火器をチェックして、このような事故を起こさないようにしてください。

<関連リンク>
●消火器Q&A (from MIYATA)http://www.gear-m.co.jp/bousai/qanda/qanda_flame.htm
「Q:消火器の点検方法を教えてください」を参考に自分で消火器の外観点検をしてみましょう。    

●廃棄消火器(不要となった消火器とリサイクル・再生消火薬剤)について(from MARUYAMA)http://www.maruyamaexcell.co.jp/newpage222.htm
廃棄処分された消火器はリサイクルされています。環境への配慮を考え、原料として還元される過程がみれます。          
●消火器診断(モリタ 防災ページTop>消火器診断)http://www.morita119.com/300_bosai/index.html
写真を確認しながらクリックするだけで交換時期にあるのかどうかを診断できます。

●消火器の使用方法(防災情報Top>消火器の使用方法)http://www.morita119.com/300_bosai/index.html
消火器の使用方法、注意事項等が確認できます。
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