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・セレブ犬から一転、野良犬に。飼い主を求めての旅
・撮影裏話
何不自由なく豪邸で暮らすチワワのクロエが……
主役のクロエを演じたチワワは、4歳になるエンジェル。 |
愛犬のチワワ“クロエ”が生きがい!という、化粧品会社のオーナーであるヴィヴ(ジェイミー・リー・カーティス)は、今日も颯爽とヴィトンのバッグに入ったクロエを連れて、高級愛犬美容院へ足を運びます。そこであれこれ選ぶのは、ヴァレンティノ風ドレスだったり、クロエのためならばお金などいくらあっても足りないくらいの勢い。同じ店で出会うクロエの友達らも、何不自由のない生活を送る犬達ばかり。クロエが食べるものと言えば、極上リブが当たり前。庭には大きなプールがあって、プールサイドで日光浴を楽しむのは日課の一つです。あぁ、羨ましい限り(笑)。
そんなクロエに想いを寄せる犬がいました。彼の名は、パピ。チワワのミックスで、ヴィヴの豪邸に出入りする造園家サム(マノロ・カルドナ)の愛犬です。陽気で、元気の塊のようなパピは、クロエにプレゼントしてみたりと、何かと気を引こうとしますが、当のクロエは眼中にありません。つきあうボーイフレンド犬も、やはり上流の犬でないと、と。
しかし、クロエの生活が一変しようとしていました。急遽、海外に出張しなければならなくなったヴィヴ。後のことを心配しながらも、クロエを姪っ子のレイチェル(パイパー・ペラーボ)に託すのでした。半ばクロエのメイドの如く、その世話にあくせくするレイチェル。友達に誘われるままに、ヴィヴには内緒で、クロエを連れてメキシコに旅行に行ったのはいいのですが……。
チワワだって、立派な犬なんだ!
ヨーキーのビミニ、パグのセバスチャン、トイ・プードルのデルタ。優雅に暮らす友達犬らとプールサイドで日光浴。 |
レイチェルが遊びほうけている間に、クロエはなんと、誘拐されてしまったのです! ダイヤモンドの高価なネックレスを付けているクロエは、違法な闘犬場を運営する犯罪者バスケス(ホセ・マリア・ヤスピク)にとっては、かっこうの獲物でした。闘犬場に連れてこられたクロエは、闘犬として闘わされているG・シェパードの元警察犬デルガド、そして、バスケスの愛犬であり、右腕でもあるドーベルマンのディアブロを始め、様々な犬達と出会うことになります。
間一髪のところをデルガドに助けられたクロエは、ついこの間までのセレブな生活とはうって変わり、野良犬生活を余儀なくされることに。目差すは愛するヴィヴのもと。デルガドを相棒に、小さなチワワ、クロエは、長い旅を始めることになりました。
しかし、その2頭の後を、ひたひたと黒い風のように追ってくる影が……。
その頃、クロエの窮を知ったパピは、飼い主サムと共にメキシコにやって来ていました。パピは、愛するクロエを見つけることができるのか……。
次のページでは、撮影の裏話などを。