週末には犬たちと湖や山に遊ぶ
さすがテリアマン・杉浦市郎さんのつくった犬、姿形が美しい！
こうしてクッキーちゃんとの信頼関係が密になった永峰さんは、エアデールと暮らすことの楽しさを知り、２年後にはクッキーと同じ犬舎｢CEDAR CREEK TERRIERS｣（テリアマンとして有名な杉浦市郎さんの犬舎）から、クッキーの甥っ子にあたるまめ蔵くんを迎えました。
｢クッキーのときに試行錯誤して苦労した分、まめ蔵のときにはとてもスムーズに楽しみながら育てることができました。クッキーはもともと犬が大好きな子でしたから、新しい弟ができたことに大喜び。いまはふたり一緒に嬉しそうに駆けまわって遊んでいます｣（永峰さん）
もちろんまめ蔵くんもクッキーちゃんと同じ先生のトレーニングを受け、他に週１回はグループレッスンにも通われているそうです。
そんな永峰家、トレーニングは主に奥様の役割ですが、毎朝の散歩などはご主人である永峰さんの日課。休日には家族みんなで湖や山などでアウトドアライフを楽しまれているとか。
｢都心にもドッグランはあるんですけど、もとは狩猟犬で走るのも泳ぐのも大好きな犬ですから、週末にはできるだけ自然の中で遊ばせるようにしています。僕自身もスポーツが大好きなので、今年の夏もウェットスーツを着て本栖湖で泳いできました。犬たちが泳いでいる姿を潜って下から眺めるとおもしろいですよ～」(永峰さん）
しかしその割には、クッキーなどは疲れやすく、永峰さんはへたりこんで動かなくなったクッキーちゃんをおんぶして帰ってきたこともあるそうです。犬をおんぶなんて、おかしいですよね！
犬との絆の強さはかけた手間と時間に比例する
と褒めてごほうび！エアデールの日常の手入れについて、永峰さんにお聞きしてみると、やはり定期的なトリミングが必要とのこと。永峰家では、ブリーダーの杉浦さん直営のショップで月２回のトリミングをお願いしているそうですが、いつもきれいな状態に保つためにはそれぐらいの出費は当たり前ということでした（ちょっと大変！）。
｢しつけにしても、日常の手入れにしても、エアデールは決して飼いやすい犬とはいえないと思います。だけど今は２頭と一緒にいることが何よりも楽しい。たとえば絵を描くとかゴルフをやるといった趣味は飽きたらいつでも投げ出したりやめたりすることができますよね。だけど犬を飼うというのは、飽きたからといってやめるわけにはいかない。どんなに忙しくてもごはんを食べさせないわけにはいかないし、散歩だって大切な日課ですから。だけど、そうやって犬に手間や時間をかければかけるほど返ってくるものも大きい。僕は、犬との絆の強さは、飼い主が彼らに費やした時間に比例するんじゃないかと思います｣（永峰さん）
永峰さん一家は、大の温泉好きで時間さえあれば温泉旅行に出かけていましたが、２頭のエアデールを迎えてからは、クルマも大型犬仕様のものに替え、犬と一緒に楽しめるアウトドア中心のライフスタイルに変わってきたそうです。
今では｢クッキーとまめ蔵は僕たちの大切なパートナー｣と永峰さん。自分で考え、納得しなければ動かないという難しい犬種、エアデールを飼いこなし、よきパートナーにしてしまったカッコイイ親父の称号をあげてもいいなと思いました。
