『よい獣医さんはどこにいる』の完結編として書かれた
『二歩先をゆく獣医さん』



パートナーの坂本徹也(ジャーナリスト)が出した『二歩先をゆく獣医さん』 という本をご紹介します。
これは一言でいうと、獣医療を専門別に紐解いた本という ことです。いま、小動物専門の動物病院のほとんどは全科診療つまり「何でも診る」 病院となっていますね。だけど考えてみると、ちょっとそれには無理があるような気 もします。
たとえば人間の総合病院に行くと、外科・内科・皮膚科・循環器科・耳鼻咽喉科…と いうふうに多くの診療科目に分かれていますよね。それが動物病院では全部一箇所で まとめて面倒を見ていることになっています。ですが外科が得意な先生なら内科も得 意かといえばそうでもない。人間の皮膚科のお医者さんに行って、「ついでに歯もや っときましょう」と言われたらどんな気持ちがするか? そう考えると、獣医さんに も専門医といわれる人たちがいてもいいのではと思えてきます。そして、この本はそ んな疑問に答えていこうとした1冊といえるでしょう。

『二歩先をゆく獣医さん』は、外科・循環器(心臓)科・歯科・眼科…というよう に10の科目にわたる獣医療の専門分野の第一人者たちを坂本自身が取材をして、それ をまとめたものです。
そこには、いまの犬や猫たちがどんな難しい病気に悩まされて いるか、そしてそれを治すためにはどんな診断や治療が必要で、技術的にどこまで対 処できるようになっているのか、そしてそれをできるのは誰なのかがくわしく書かれ ています。
それは、これから訪れるペットたちの高齢化とともに、なくてはならない 情報となっていくでしょう。いまの獣医学でどこまでできるのか、一般の動物病院で は「これはもう助かりません」と言われた子たちでも、本当ならどこまで治せたのか、 そして何よりそれができる獣医さんはどこにいるのか。この本はそれを明らかにして いきます。