モラハラ妻……妻は異常なまでの潔癖症だった
まさかうちの奥さんがここまでの潔癖症とは―
「新婚らしい感じがしなくもなかったのは最初の2ヶ月だけ。妻は結婚前に既に仕事を辞めていましたので、新居の準備は全部妻がやってくれました。インテリアとか料理とかが好きで、部屋は全部なんでも白で統一。まるでインテリア雑誌に載っているみたいなオシャレな部屋です。料理も毎日工夫を凝らしていて美味しい。僕はいい奥さんをもらったなぁと思っていました。ところが、妻は潔癖症だったのです。
僕が疲れて帰って来て、ついソファに横になったら逆上しました。ソファの上にそのまま寝るな、汚れる、と怒っているんです。外から帰ったら、まずは風呂に入らなければいけない、物を出して使い終わったらすぐ収納場所に戻さないとキレる、寝具のシーツやカバー類は毎日洗濯、部屋の隅から隅まで常に拭いたり掃除をしている。異常なキレイ好き、というかほとんど病気です」
妻と顔を合わせないように気を遣う生活
Rさんの妻は、Rさんがトイレに入った後、必ずすぐに入って掃除するそうです。洗面所やキッチンのシンクも一回水を使ったら水滴をキレイに拭き取らないと気が済まない。最初はRさんにそれをやれと言ったそうですが、「そこまでやらなくてもいいんじゃないの?」と言ったら、キッと睨みつけて、「あなたがやらないなら自分でやるからいい」と。とにかく四六時中Rさんが部屋を汚さないか監視をしていて、ちょっとでも汚したり散らかしたら声を張り上げ責めてくるのだそうです。
「もうこんなくつろげない家になんか帰りたくないと思って、キャバクラに寄って帰ったりしましたけど、小遣いが続かないので、ネットカフェで時間を潰しています。でもそれもいい加減疲れるんで、早く帰ったら、妻がなんで今日は早いんだとキレまくっているんです。
僕が早く帰るとその分部屋が汚れて掃除が大変になるから、残業でもしてなるべく遅く帰れと言うんです。一体この結婚は何のためだったのかと思いますよ。妻が寝る23時頃に帰宅して妻が起きる7時前には家を出る毎日です。僕は離婚するしかないのかなぁと思っているのですが、妻は全くその気はなさそうだしなぁ-」と、ひどい目に遭いながらも意外と怒っていないRさんではありますが―
風俗通いがバレて冷たい視線を浴びる夫
いつまでも人が好いと思うなよっ!
家庭にすっかり居場所を失くしたT雄さんはスーパー銭湯や個室ビデオ店を泊まり歩くようになり、1週間に1~2回数時間家に寄るくらいなのだそうです。家に帰るよりもスーパー銭湯の仮眠室で寝る方がよほど気が楽なのだとか。
「家に帰ると精神的に疲れるんです。チクチク昔のことをほじくり返して嫌味を言われるくらいなら、ひとりでゆっくりできる銭湯のほうがどんなにいいやら。今は子どもたちに対する責任感で離婚は考えていませんが、子どもたちが巣立ったらこっちにだって考えはありますよ」
モラハラ妻への夫の逆襲はいつか始まる
RさんとT雄さんの妻は、いわゆるモラハラ妻。つまり夫に精神的虐待をしている妻だというわけです。妻が恐ろしくて、家庭に居場所がなくて、帰りたくない、帰れない―そんな帰宅難民の夫たち。この夫たちは、気が弱く完全に主導権を妻に握られてしまっているか、妻に頭が上がらなくなるような弱みを握られてしまったなどという理由があります。しかし、RさんにしろT雄さんにしろ、いつまでもこのままでいいとは思っていません。夫たちの逆襲はいつか始まるでしょう。そうなる前にコワーイ奥さまがたには、生活費を入れてくれている夫に感謝し、夫にとって居心地のよい家庭を築くべく心を入れ換えていただきたいものですね!
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