離婚をしてはいけないケースとその理由・解決法
離婚をしてはいけないケースとその理由・解決法
今回は、幾つかの「こんな離婚をしてはいけない」ケースと、その離婚問題の解決法について挙げてみます。
夫婦以外の家族に原因があるケース
嫁姑、婿舅、義理のきょうだいとの問題が原因で離婚を考える人がいます。夫婦関係がうまくいってないわけではないのに、他の家族との問題を夫婦の離婚でリセットする方法は筋が違うと思います。- 解決方法
同居しているから問題が起きるなら、単純ですが距離を置くことです。夫婦一緒にその家族から離れ別居をするのです。別居は難しいと思われる場合もあるかも知れませんが、離婚することに比べたら別居などは容易いことです。
浮気発覚後しっかり話し合う場を持たないケース
パートナーが浮気をしていることがわかった後、悔しさと怒りにまかせて証拠を突きつけ、一方的に責めて慰謝料・財産分与と離婚を請求するところまで一気に進めてしまう人がいます。このような離婚をして後悔している人がいることも事実です。- 解決方法
パートナーの浮気は本当にショックでしょうが、そのパートナーが今後どうするつもりなのか、自分の気持ちはパートナーが謝罪をし許しを乞うた場合でも、決して変わることはないのか?一時の感情に任せて離婚までいってしまうのではなしに、つらいですが少し時間をかけて結論を導き出すことが大事です。
夫婦喧嘩の後、和解の機会を逸すケース
あのとき別れないでホントによかった……
- 解決方法
夫婦喧嘩をするということは、夫婦がお互い本音でぶつかり合える関係だということ。これはある意味よいことなのです。もともと他人なのですから、何から何まで意見が合うことは不可能。これは誰と夫婦となっても同じですから、その意見の違いを認め合い受け入れ、その問題にこだわり続けないこと、気持ちを切り換えることが大事です。
夫婦関係の修復努力をしていないケース
夫婦関係が悪化したとき、うまくいかないからと言い、夫婦関係を修復するためのありとあらゆる努力もせず安易に離婚を選んでも、何の成長もありませんし、最終章が抜けたままのピリオドでは、あの結婚は何だったのか?という釈然としない思いが残るだけです。- 解決方法
夫婦関係が悪化した原因は何なのか、その原因を取り除くにはどうすればよいのか、もう1度夫婦でしっかりと向き合い取り組みます。第三者に間に入ってもらうほうが、話し合いがスムーズにいき解決への近道になると思われますので、家庭裁判所の夫婦円満調停や夫婦カウンセリングを利用するのもよいでしょう。
悔いが残らなくなるまで問題と正面から向き合った上で、最後の結論を出すのがベストです。
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