離婚/子どもの問題

離婚を先延ばしにするのは「子供のため」?

「子どものために、今はまだ離婚したくない」のは本当に「子ども」のため? 子どもは親のちょっとした言葉に深く傷つくことがあります。自分自身の本音をしっかり把握して、子どもに誤った罪の意識を持たせないで!

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

今はまだ離婚したくないのは本当に子どものため?

背中
ママが苦しんでいるのなんて、もう見たくないのに……
離婚カウンセラーの岡野あつこです! 「子どものために、今はまだ離婚したくないんです」という方がいらっしゃいます。

このセリフ、一概には言えませんが、まるで子どものことを第一に考えているかのように聞こえて、実はそうではないケースがあります。

カウンセリングをしているうちに、それはだんだん明らかになっていくのですが、相談者自身が自分の心の奥底にある本音に気づいていないこともあるのです。もちろん、純粋に「子どものために」という場合もありますが―。

■「今はまだ離婚したくない」のは本当に子どものため? 
―隠れた本音がありませんか?
  • 実は子どもをひとりで育てる自信がない
  • 実は夫婦関係が持ち直す可能性にかけたい
  • 実はパートナーへの愛情があるからなのに、認めたくない
  • 実は親権が取れないかも知れない不安がある
  • 実は生活が激変することへの不安が強い
離婚を考えている、もしくはパートナーから離婚話が出ている、でも、今はまだ離婚したくない、その時期ではないと考える本音は、もしかしたら、上のような理由が深層心理の中に隠れていないでしょうか?

離婚という人生の大きな岐路、大きな変化の前に立たされれば、誰しも不安を感じるものです。そこから逃げるために、最もらしい理由を掲げたくなるのも無理ないのです。


→次ページへ続く~隠れた本音に気づくためのヒント
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