家事をしない夫に離婚届をつきつけた
夫ってば、今までこんなにラクしていたのね…… |
それに対し夫は「なんだかんだ言って、キミは全部ひとりでやっちゃうから、わざわざオレが手を出さなくてもいいと思っていた。キミがやる方が手際もよくて完璧じゃないか。キミがそこまで思い詰めていたなんて、これっぽっちも考えたことはなかった。愛情がないなんてことはない。離婚なんてこと考えるのは止めてくれ」と言った。
妻は驚いた。夫はそんな風に考えていたのか。こちらの気持ちなんて本当にまったくわかっていなかったのだ。それなら働いて帰ってきて、疲れていたら無理してごはんを作らなくてもいいのではないか? そこで無理してやってしまうから夫の出番はなくなり、自分ばかり大変な思いをしているという夫への不満や苛立ちが噴出してしまうのだ……。これからは、頑張りすぎず夫に出番を与えたらよいのではないか? 相手を変えたかったら自分が変わるっていうけれど、自分が家事をたまにはサボればよいのではないか?
家事ストライキで夫を動かす
休日の翌朝、妻は家事ストライキを起こす計画で目覚まし時計をかけず寝坊した。味噌汁の香りで目を覚ます。ダイニングテーブルには朝食の仕度ができていた。子どもたちが「今日パパがドライブに連れて行ってくれるって! ねぇ、パパ」と嬉しそうな顔をしている。それからというもの、夫は営業先から直帰できるときは、学童保育へ子どもたちを迎えに行き、夕食の仕度までして待っていてくれるようになった。Aさん夫婦はこうして離婚の危機を乗り越えることができました。毎日一緒に暮らしていても、夫は気が利かなくてわからんちんで、言葉と態度でしつこく伝えていかなければ、妻の気持ちなんてちっとも分からないようですね。家事を分担して欲しかったら、言うだけではダメで、「手一杯でできません」「今日はへとへとでもう動けません」と態度で示す。つまり夫にバトンを渡してしまえばよいのです。言ったものの、すぐに夫が動かないからといってやってしまえば、夫は「なんだかんだ言って、できるんじゃん」ですからね。
Aさん夫婦は、妻が最後の切り札「離婚届」を突きつけながらどれだけ我慢してきたか訴え「家事ストライキ」を起こすことで、夫が変わりました。家事をしない夫に不満を募らせている妻の皆さん、夫に家事を分担して欲しかったら、自分がやらないことです。そして、少しでも担ってくれたときには、褒めちぎること、感謝の言葉を惜しまないこと。定着するまで根気強く「家事を分担する夫」育てをしていきましょう!
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