離婚/離婚後の生活

離婚後はどこに住む? どこで暮らすのがよいか

離婚をすることになったら、どこに住むのが一番良いか、考えなければなりません。自分や子ども、実家の親の事情などから、子どもや親の意見も聞きながら、じっくり慎重に決めましょう。選択肢を挙げましたので、参考にされてはいかがでしょうか?

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

離婚後はどこに住む? 子どもや親の意見も聞きながら慎重に決めて

離婚後はどこに住む?

都会でバリバリ働くのが私らしいかな……

離婚カウンセラーの岡野あつこです! 離婚をすることになったら、どこで暮らすべきか、考え始めることでしょう。自分や子ども、実家の親の事情などから、じっくり考え、子どもや親の意見も聞きながら慎重に決めていかなければなりません。その選択肢として、以下のように挙げましたので、参考にされてはいかがでしょうか?

■離婚後どこで暮らすのがよいか?
 
  • 実家
    実家で暮らすのが可能なら、一番よい選択です。子どもがいるならもちろんのこと、いない場合でも専業主婦だった人や経済的な余裕がない場合は、とりあえず実家に戻るのがよいでしょう。
     
  • 実家の近所
    さまざまな事情から実家で暮らすことができない場合、行き来のできる近所で暮らすのもよい選択です。住んでいる家は別でも、いざという時助け合える家族が近くにいるのはお互いに安心です。
     
  • 実家のある地域の都市部
    実家の近くで仕事を探すのは難しい状況だったり、近すぎず遠すぎずがよいという考えなら、この選択がちょうどよいでしょう。生活環境が整っている都市部は、ひとり親の生活に必要な行政サービスも行き届いています。
     
  • 現在の家
    現在の家にそのまま住み続けることができれば、特に子どもがいる場合ならとてもラッキーなことです。離婚によって子どもの環境が激変することを避けられます。
     
  • 現在の家の近所
    子どもが転校をしないで済みます。ただ、現在通学している子どもの学校のことだけではなく、もっと自分自身の人生といった長いスパンで考えてみることも大事です。
     
  • 通勤しやすい町
    通勤にやや不便な場所に暮らしている場合なら、これを機に職場の近くや駅の近くに引っ越すのも今後の生活サイクルをスムーズにします。
     
  • 大都市圏
    心機一転、都会で人生やり直してやろう、新しい一歩を踏み出そうという人には、ビジネス・チャンスや人が多くさまざまな出会いも期待できる都会で生活するのもよいことです。
     
  • 海外
    離婚の傷心を癒したり気分を変えるために、一時海外に出ることもよいでしょう。さまざまな価値観や世界の広さに触れることで、自分の悩みや苦しみから解放されることも。そのまま海外生活となる可能性もあり。
     
  • 友人・知人・親類の住む町
    離婚をしたら、どこに住むのも自由という状況になることもあるでしょう。しかし、まったく縁のない町に飛び込んで行くよりは、誰かしら知っている人のいる町の方が安心です。
 

よりよい幸せな生活が成り立つ場所へ

田舎は心を休めに帰る場所。仕事も刺激も出会いもある都会でイチから出直すわ。

田舎は心を休めに帰る場所。仕事も刺激も出会いもある都会でイチから出直すわ。

離婚後住む場所について、迷ったときは以下のポイントについて、自分なりの優先順位をつけて考えてみてください。

■離婚後どこで暮らすのがよいか? 決め手のポイント
 
  • 自分の仕事(希望職種、収入、通勤)
  • 子どもの学校(子どもの気持ち、通学)
  • 協力・支援者の存在
暮らす場所によって、仕事も人脈も、子どもをとりまく環境も、まったく違ったものになる場合もあります。それぞれの事情によるさまざまな選択肢があることと思いますが、私は「子どもがいるなら実家か実家の近くで暮らす」ことをオススメします。子どもを愛情を持って見守る目は、1人分でも多い方がよいのです。

すると「実家はものすごい田舎で働く場所なんて皆無なんです。だから私はこのまま都会で仕事を見つけて、がんばりたい」という方もいます。もし、健康や収入を得て生活を成り立たせていく自信があると言い切れるのなら、それもよいことでしょう。

子どもが「転校するのは絶対イヤ!」と言うこともあるでしょう。自分自身の事情を考えても、それで問題がないのなら、子供の意思を尊重することも大事です。ただ、子どもの気持ちや学校のことも大事ですが、やはり自分と子どもとの生活が成り立つか否かは、親である自分が仕事をして得る収入にかかっているわけです。

究極の選択をせざるを得ない場面もあるかも知れません。その際は、子どもと十分納得のいくまで向き合いましょう。こんなことがあってこそ、しっかりと話し合えれば、親子の絆もより深くなるものです。

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