離婚はあきらめていた夢を実現するチャンスにもなる!
離婚後の再就職は大変?
離婚・カップルカウンセラーの岡野あつこです! 一度専業主婦になった妻が離婚をすることになったら、再就職をして経済的自立を果たしていかなければなりません。ただ漠然と「何とかなるわよ」という楽観主義も悪くはないですが、やはりここは「何とかなる根拠」を1つでも多く準備して挑む方がよいでしょう。
■専業主婦が離婚後再就職するときのコツ!
- 子供を保育園・学童保育に預ける
保育園児・学童保育募集のかかる秋にしっかり応募する。
また時期的に秋は離婚成立前だとしても、自治体によっては、春までには離婚する等事情を伝えて応募しておくと優先順位を考慮してくれる。 - 家族に協力してもらえるように実家か実家の近くに住む
子供がいる場合は1人でも多くの協力者がいる方が安心。子供が病気になれば、保育園は預かってくれないので(病時保育もありますが)、仕事に行けなくなる。おたふく風邪やインフルエンザなどで1週間登園できないとなると、会社には迷惑をかけるし、収入も心許ない状況に。採用する会社側も現実問題としてこの点を考慮するはず。
- パソコン基本ソフトはこなせるようにしておく
ワード・エクセル・インターネットエクスプローラー・アウトルック他
どんな業種でもパソコン業務は必須。派遣会社に登録すると無料の習得システムを利用できる。また各自治体や母子福祉団体ではひとり親のためにテキスト代程度で講習会を行っている。
- 資格を取得する
今後一生仕事を続けるかも知れない事と自分自身の適正と遣り甲斐を考慮して資格を取得する。もし、離婚をしなかったらあきらめていた夢を実現するチャンスにもなる!
- 半年から1年間分程度の生活資金は、できれば用意しておく
再就職したものの期待はずれだったりした時、生活資金の蓄えがあれば退職して転職活動も可能。ここで辞めたら後がないという状況だと辞めるに辞められず、ずるずると不本意な仕事を無理して続けることになってしまう。
離婚後は再就職も大変だけど……本当に大変なのは再就職後!
離婚後の再就職の後も大変
- 以前働いていた会社に事情を話し再雇用のお願いをする
以前お世話になっていた会社に空きがないか尋ねてみる。もし、空きがなくても関係会社を紹介してくれるなどで再就職の道が拓ける可能性も。当たって砕けろの精神で門を叩いてみたい。
- 好待遇就職を狙うならコネというコネを利用する
親類・先輩・同級生・友人に再就職したい旨を伝え、経営する会社でも勤める会社にでも取引先でも就職を世話してもらう。履歴書を届ける際には、丁寧に菓子折りなどを持参する。
- 子供のいる女性が活躍している会社を探す
子供のいる女性が能力を発揮して安心して働ける会社が何といってもベスト。どうしても休まなければならない時があっても、同じ立場の女性同士フォロー態勢が整っていれば、休むたびに精神的に追い込まれるということもない。
- 満員電車に乗ったり街やオフィス街を歩いてムードに慣れる
「働く」という感覚を取り戻すためにも街に出る。専業主婦と外で働く人の神経の遣い方は全然違うことに気づき、それに少しずつでも慣れてから就職活動の面接などに臨みたい。
- イマドキの仕事服を揃える
見るからに大分前に流行った服よりは、最新のオシャレな服を着て再就職面接にも臨んだ方が、よい。ファッション雑誌をチェックしデパートを回り、必要な服や小物を新調。
離婚後の再就職には強い精神力・忍耐力が必要です。面接で落ちこむことも出てくるかも知れません。なかなか採用通知をもらえず泣きたくなるかもしれません。でも卑屈にならず、少しでもよい条件で再就職できるまでがんばり抜くことが大切。専業主婦だった女性が離婚後自立を果たしていくのは、大変なことです。特に子供のいる方なら、仕事と子育てとの両立がいかに大変なことか身に染みることでしょう。しかし、後ろを振り返っている暇はありません。自分と子供の幸せのために、しっかりと前を向いて歩いていきましょう!
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