妻は夫の顔を立て、夫はガツンと言ってみせよ!
「私の最愛の娘にとって、夫は娘の最愛の父親……」 |
■長女律子・善三夫婦の夫の浮気による離婚の危機について
・夫婦関係の問題点→改善策
妻は夫の顔を立てよ!
夫は誰の前でも自分を呼び捨てにしたりぞんざいな扱いをする妻に不満
→妻は公の場では特に夫の顔を立てるような言動・態度をとる
妻は夫の浮気の危機管理を怠るな!
妻は「夫の浮気なんてありえない。あの人には私が必要なの!」と安心しきっている
→「さえない男は浮気しない」、「うちの夫に限って……」と思ったら大間違い。危機管理を怠らず大事にする
夫はどんな時も毅然たる態度で言動・行動をしたり決定することができない
→「俺だってやるときはやるし、言う時はガツンと言えるんだ」、と機会を見つけて示す
別居期間を長引かせなかった
夫は、妻が子どもを連れて実家に帰った後、しばらくは顔を出せずにいましたが、その後猛烈に謝りました。人通りの激しい道で土下座までしました。こんな時、冷却期間ということで、一ヶ月も、二ヶ月も、ましてや一年も別居生活を送る例があります。しかし、別居は短い方が修復し易いのです。時間が経ち過ぎないうちに夫は妻に精一杯謝罪をし続け、妻は意地を張り続けることなく素直になれたのが効を奏しました(因みに律子のようなタイプは、このケースで意地を張って離婚に走りがちです)。
子はかすがい
子どもがいれば、離婚は夫婦ふたりだけの問題では済まされません。夫は子煩悩で、娘はよく懐いており、パパが大好き。別居し娘がパパに会えなくなって元気を失くし情緒不安定になり嘘をついてまでパパのいる家に戻りたがったということが、妻の心を動かした一因。最愛の娘にとって、夫は最愛の父親なのだ、と再認識。離婚によって子どもを悲しませるくらいなら思い留まれる、というのならそうするのがベスト。自分さえ夫を許せれば、娘に笑顔は戻る、と決心したわけです。もし「あんなにパパのためにがんばっているママを泣かせるなんて許せない。浮気するなんてパパは不潔よ!大嫌い」などと言われてしまった日には、母娘で結束してしまい修復は困難になります……。
自営業の夫婦で、特にどちらが欠けても仕事に支障が生じるという場合、夫婦関係がこじれると生業としての仕事・生活そのものが成り立たなくなってしまいます。ここが自営夫婦のつらい点ですが、一方仕事がうまくいけば、喜びや達成感を共有することもできるわけで、夫婦関係回復のきっかけをつかみやすく絆を深めることもできるのです。律子の母親の紹介による仕事で会社が持ちこたえている以上、律子にそっぽを向かれるのは死活問題に直結してしまう、という打算がどこまで入っているのかは明らかではありませんが、善三にとって律子はプライベートだけではなく、仕事のパートナーとしても必要不可欠な存在だったのです。
夫婦の間に亀裂が生じ、一波乱の後、とりあえずは和解する。わだかまりがまだ残っていて、辛さ、憎しみ、恨みもあるでしょう。しかし、離婚はせずに生活していけば、また良い方に関係が変わっていく可能性は絶たれないのです。
熟年夫婦期を仲良く暮らす夫婦は、これまでに幾つものさまざまな危機を乗り越えてこられた方ばかりだと思います。律子・善三夫婦に幸あれ!!
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