子どものいる女性が恋愛すると
赤ちゃんだって幼児だって 生きる権利を持ったひとりの人間 |
恋愛をして相手を知り、その相手となら幸せになれると判断できたとき、晴れて再婚ということにもなります。再婚にたどり着くには、まず出会い恋愛をするわけです。もし、子どもが中学生以上であれば、自分ひとりでデートに出掛けるという行動もとれるでしょう。
しかし、子どもが乳児・幼児・小学生なら置いてデートに出掛けるというわけにもいきません。預けるにしてもお金がかかりますし、時間制限もあります。すると、ある程度の関係になれば、交際相手は女性の家で過ごすようになり、通うなり内縁関係へと発展していくわけです。
虐待は決して許されるものではない
交際相手が常識もあり人間的にもちゃんとした素敵な男性なら、もちろんそうやって家で子どもを含めた時間を過ごす中で、愛を育みいずれ再婚ということになっていくのはすばらしいことでしょう。しかし、人間さびしさや辛さを抱えているときというのは、判断を誤りやすいものなのです。見るべきものが見えなくなってしまうということが往々にしてあります。交際相手が自分の子どもを虐待しているという現実。しかし、その人が自分を愛してくれているのも現実。自分を愛してくれる相手を失いたくない…。この気持ちが子どもを守らなければならないという理性、そして母性本能を麻痺させて、女としての本能、欲望を優先させてしまうわけです。
虐待というのは家という密室の中で起きます。人目のある場所で虐待をする人はいないのです。人目がなければ、虐待をする人間も感情のままにふるまい歯止めがききません。その結果、先に挙げたいたたまれない事件へと発展してしまうのです。母子家庭の母親は恋愛という甘さに幻惑され、子どもの心や命を守れないということにならないように、魔の手が忍び寄ろうものなら振り払い、断ち切る分別を失ってはならないのです。
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