イマドキ離婚事情~ディンクス離婚! (1)

 離婚・夫婦問題カウンセラーの岡野あつこです。夫婦の危機って、一生の間には何度も訪れると思うのです。危機に直面した時、ケースバイケースではありますが、割と楽に素早く離婚に走ってしまうこともあるのがディンクス・カップル。
 ディンクスとは、DINKS=double income no kids。つまり共働きで子供を持たない夫婦のこと。夫婦それぞれが仕事を持ち子供を作らず、経済的にゆとりがあって生活を楽しむことを重視したライフスタイルを選択したカップルをいいます。
 ディンクス・カップルが取り沙汰されるようになったのは、ちょうど日本がバブル経済に浮かれていた頃。誰もがちょっと頑張ったり、工夫したりすれば、簡単にプチブルジョワになれてしまう時代でした。
 ディンクスという言葉は、その後すっかり定着。不動産広告などでは、「ディンクス向けデザイナーズマンション! 」なんて売り文句をよく見かけます。
 「わたしたち、最先端カップルよ」と、子どもを作らないでお互いの仕事を優先し、プライベートも洗練されたライフスタイルを維持。オシャレなマンションに住み、モデルルームのようなインテリアの部屋で暮らし、年に2~3回は海外旅行に出掛ける優雅な生活。
 子どもがいないことが、逆に夫婦としての絆を深めているディンクス・カップルも多くいます。ただ、何かが起きた時、夫婦関係を修復する時間やキッカケもなく、一気に離婚へと突っ走ってしまいがちなのが、このディンクスの夫婦なのです。
 お互いに経済的にも精神的にも生活的(身の回りのこと、家事が自分でできること)にも自立していれば、別れる気になった時、話は簡単です。紙切れ一枚に署名・捺印して役所に提出するだけのこと。
 離婚を考えた時に子どもがいたりどちらかが経済的に自立していなければ、いろいろ考えますし、我慢することもあるでしょう。そうこうしている間に、悪化していた関係を持ち直すこともあります。