離婚/離婚の体験談

ディンクス離婚!?

今回はディンクス・カップルのお話です。共働きで子供を持たない夫婦のことですね。

岡野 あつこ

岡野 あつこ

離婚 ガイド

夫婦問題を解決に導くライフアップカウンセラーのパイオニア。特に離婚問題においては28年間で35,000件以上の相談を手がけ、どうしたら幸せになれるか親身にアドバイス。的確で歯切れのよいコメントは、テレビ番組・ラジオ・講演などでも、多くの人の共感を得ている。元祖・離婚カウンセラー養成講座を開講中。

...続きを読む
イマドキ離婚事情~ディンクス離婚! (1)

 離婚・夫婦問題カウンセラーの岡野あつこです。夫婦の危機って、一生の間には何度も訪れると思うのです。危機に直面した時、ケースバイケースではありますが、割と楽に素早く離婚に走ってしまうこともあるのがディンクス・カップル。
 ディンクスとは、DINKS=double income no kids。つまり共働きで子供を持たない夫婦のこと。夫婦それぞれが仕事を持ち子供を作らず、経済的にゆとりがあって生活を楽しむことを重視したライフスタイルを選択したカップルをいいます。
 ディンクス・カップルが取り沙汰されるようになったのは、ちょうど日本がバブル経済に浮かれていた頃。誰もがちょっと頑張ったり、工夫したりすれば、簡単にプチブルジョワになれてしまう時代でした。
 ディンクスという言葉は、その後すっかり定着。不動産広告などでは、「ディンクス向けデザイナーズマンション! 」なんて売り文句をよく見かけます。
 「わたしたち、最先端カップルよ」と、子どもを作らないでお互いの仕事を優先し、プライベートも洗練されたライフスタイルを維持。オシャレなマンションに住み、モデルルームのようなインテリアの部屋で暮らし、年に2~3回は海外旅行に出掛ける優雅な生活。
 子どもがいないことが、逆に夫婦としての絆を深めているディンクス・カップルも多くいます。ただ、何かが起きた時、夫婦関係を修復する時間やキッカケもなく、一気に離婚へと突っ走ってしまいがちなのが、このディンクスの夫婦なのです。
 お互いに経済的にも精神的にも生活的(身の回りのこと、家事が自分でできること)にも自立していれば、別れる気になった時、話は簡単です。紙切れ一枚に署名・捺印して役所に提出するだけのこと。
 離婚を考えた時に子どもがいたりどちらかが経済的に自立していなければ、いろいろ考えますし、我慢することもあるでしょう。そうこうしている間に、悪化していた関係を持ち直すこともあります。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます