3)くらしを助けてくれる援助・助成
*ホームヘルパー制度
義務教育修了以前の子供がいるひとり親家庭において、保護者が病気や冠婚葬祭などの理由で、食事の支度などの家事ができないときにホームヘルパーを派遣してくれる制度です。
*ひとり親家庭休養ホーム
ひとり親の家庭が、旅行などのレジャーに行きやすいように宿泊施設や日帰り施設を設定しています。
*住まいに関する優遇制度
例えば母子生活支援施設(母子寮)のように、母親がいろいろな問題にために子供の養育が充分にできないときに親子が一緒に利用できる施設や、母子専用の住宅などを用意しているところもあります。
また、やむない住み替えのための家賃の差額を助成してくれる制度などもあります。公営住宅の優遇入居などを行っている場合もあります。
これらのほかにも、交通機関に対する優遇や粗大ゴミ料金の優遇、年金や公共料金の減免などもあります。
またタバコ小売業、公共施設内の売店等の設置の許可が容易に受けられるように配慮されています。それに特別な金利の定期預金などもあるのです。
<関連リンク>
母子生活支援施設 野菊荘
社会福祉法人 みおつくし福祉会 母子生活支援施設
4)子供の健やかの成長のために頑張ろう!
こうして列記してみると「もしかして母子・父子家庭ってトク?」などと思ってしまいます。しかし、こういった制度の根底には自分と子供が健康で人間らしく、明るく、そして前向きに生きて行くためにメッセージが込められていることを忘れてはなりません。
下を向いていたのでは何も始まりません。離婚は離婚でひとつの人生のステップ。その先があって初めて人生が完結に向かっていくのです。
色々な制度を調べるうちに自分の方向性が見えてくることもあります。地味なようですが、手助けを受けつつコツコツと頑張って生きていきたいものです。
最後に~♪
母子・父子家庭が受けられる手当の多くは、子どもの育成を念願に置いています。それだけ、大切な「ひとりの人間を育てる」という仕事を持っている親である限り、誇りを持って生きていきたいと思います。その一助となる手当をよく知ること、それは自分と子どもの人生の第一歩だと思います。
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