離婚への道
好き好んで離婚する人などきっといないでしょう。
それでもあえてそこに踏み込むのは「幸せになりたい」から…。今回は、離婚までのプロセスとして、5つに分けて紹介します。
◆第1段階 ゆらぎ
「この生活は自分を幸福にしてはいない」そんな思いに満たされたときは、それをやり過ごそうとはせず、その理由をじっくり考えることが大切です。自分にとって一番大切なことは何か、それがどのように脅かされているのか、自分は結婚生活に何を求めているのか、あくまでも決めるのは自分であることも忘れないで下さい。そうして見つめ直してみる過程で、自分のこと、家族のこと、そしてこの結婚生活をどのようにするべきかが、きっと見えてくるはずです。
◆第2段階 決断
そしてその考えを、必ずパートナーにぶつけてみましょう。ここで大事なのは「決して遠慮をしないこと」です。お互いの良い面だけでなく、違う面もさらけだすことが夫婦にとって必要なことなのですから。もしかしたら、相手の意見を受け入れ、今まで見落としていた二人の面が引き出されるかもしれません。しかし、どうしても行き違いになるとしたら…。もつれた糸を無理やりほどくよりも、断ち切ってしまうことが必要になる場合もあります。もう一度自分に問い直してみましょう。自分にとって一番大切なものを。そして失われてそれを取り戻すための準備にとりかかりましょう。
◇関連リンク: 離婚女性には厳しい日本
◆第3段階 準備
とはいえ、現実として生活をどうするか、という問題があります。収入のこと、家のこと、子供のこと、仕事のことなど、抱えている現実は人さまざま。離婚後の生活を、まず頭の中でシミュレーションし、立ちはだかる問題をどう解決するかを考えます。たとえば専業主婦なら、仕事をすることを、子どもが小さい場合は預け先について、具体的に考えなくてはなりません。離婚後の生活のため、可能ならば、ある程度の貯蓄をしておく方がいいでしょう。離婚は多くの労力を必要とするので、その助走期間としてエネルギッシュにすごすことをお勧めします。
◇関連リンク
別れたい人のための”離婚計画”
離婚後の生活