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大学合格最低点から見る効果的な勉強法

世の中には自分より能力が高い人はいくらでもいます。しかし、自分が志望する大学には最低点を取りさえすれば合格できるのです。いったいどれくらいの点数で合格できるのでしょう?

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

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合格最低点を見れば、驚くほどのハードルの高さでないことに気づく
まず主要大学2006年度入試の合格最低点を見てみよう。右の表を見てもらいたい。東大と京大に関しては、合格最低点を前期に絞ってまとめてある。

東京大学・京都大学合格最低得点

東大の場合、第一段階選抜(センター試験得点)で77%から83%。2次440点での合計が、55%(理2)から70%(理3)となっている。大雑把に言えば、理3は別として、センター試験80%、2次試験60%で合格できることがわかる。

次に京都大学。72%の医学部(前期)は別としても、2次試験約60%代の前半を獲得すればいいとわかる。センター得点は各学部で違うので割愛させていただくが、京大レベルでは8割が最低ラインと考えておきたい。

早稲田・慶応義塾大学合格最低得点

早稲田の政経学部で約80%は別として、文66.5%、法63%など、おおよそ65%ほどになっている。慶応大学では文64%、経(A方式の最終選考、2段階選抜方式)60%、法学部B方式で60%、商A方式で67%、医57.4%、理工56.8%と、問題レベルもあると思うが意外と低いことがわかる。

明治・青山・中央・法政大学合格最低得点

明治大学でも法67%、商69%、文70%から72%と文系学部が人気で高いが、ほかは全般的に60%代となっている。青山学院の場合、国際政治のB方式の77%、英米文学のB方式の77%を最高に、理工系の学部は55%前後で、あとは60%代になっている。中央大学では総合政策81%は別にして、50%代後半から70%代前半である。法政もほぼ同様に50%代後半から60%代後半までで、立教は合格最低点は発表していない。これでもわかるようにまず一般には、80%とか90%を要求する大学はないと言える。

>>関関同立の合格最低得点は?>
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