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驚異の就職率に不思議ナシ「金沢工業大学」

教育的付加価値日本一を目指す大学というキャッチフレーズで、斬新な教育改革を推し進める工学系大学、金沢工業大学を取り上げます。ここの新しい大学の在り方が見えてきます。

吉田 敦彦

吉田 敦彦

学習・受験 ガイド

河合塾の英語科専任講師を経て、代々木ゼミナールで19年間活躍する現役トップ講師。最近は活動の幅を広げ、各大学のオープンキャンパスや高校で受験対策について講演。これまで多くの受験生を合格に導いてきました。複雑で多岐に渡る大学入試の実態をわかりやすく解説し、攻略法をアドバイスします。

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就職率99.8%を誇る大学 金沢工業大学

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自分で考えたプロジェクトを大学に申請し、大学から研究費をもらうこともできる
平成15年度で、卒業生1501人中就職希望者1310人。就職内定者1307人中約6割が、東証1部上場企業・大手企業(従業員300人以上資本金3億円以上の企業)・公務員に就いています。しかもその内76%が県外で40%は(東京・大阪・愛知など)への就職です。このような高い就職率でも、代々木ゼミナールでの06年度偏差値ランク(50未満)からすると、ちょっと信じられません。最近、私が予備校で教えている生徒の中にも国立大学上位を狙いつつ、この大学を受験するという生徒を耳にします。

ここ最近、ゆとりの教育世代の子供たちが予備校に入ってきて、基礎学力の大幅な低下に予備校の現場ではかなり動揺が広がっています。英語の単語はいうに及ばず、漢字や日本語の表現も知らない生徒が事実増えてきています。新聞・本は読まない、また漫画すらも読まない生徒も多くなっているのです。

言葉は悪いかもしれませんが、この偏差値ランクで入ってくる生徒たちを指導し、ここまで教育していくには金沢工業大学として何かの秘密があるはずです。外部(高校や企業)からの評価も年々高まっており、魅力的な大学というテーマで、「新しい大学の形」シリーズの最初に取り上げます。

>>指導の基本はマンツーマン>>
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