バックパッカーの町「カオサン」人気再燃!
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世界中からバックパッカーが集まるカオサン。最近はタイ人の若者にも人気のスポットに変貌を遂げている(c)yoko sakamoto |
ゲストハウスなどに泊まり歩き、バックパックひとつで、格安、自由に旅をするという「バックパッカー」経験のある人なら、必ず一度は「カオサン」という名前を聞いたことがあるはず! バンコク市内の王宮やワットポーなど有名観光スポットの近くに位置するカオサンロードでは、約15年前からゲストハウスと呼ばれる安宿や格安航空券を取り扱う小さい旅行代理店が集まり始め、いつしかバックパッカーの聖地と呼ばれるようになりました。そんなカオサンが最近変化を遂げ、新たな注目を集めているのです!今回はバックパッカーの聖地としての顔と、トレンドスポットとしての顔の両方を併せ持つ新しいカオサンの魅力に迫ります。
なんでも安く揃えられるのがカオサンの魅力
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突然ビーチへ行きたくなってもカオサンへ来れば約1000円で水着も買える(c)yoko sakamoto |
約300mのカオサンストリートには、ゲストハウスや、露天、屋台がひしめき合うように立ち並んでいます。バンコク郊外にチャトゥチャックという巨大なウィークエンドマーケットがありますが、ここカオサンはまるでチャトゥチャックの縮小版のよう。他にも、旅の疲れを癒すタイ古式マッサージ店や、ランドリー店なども充実しているので生活に必要なものはすべて揃うと言っても過言ではないでしょう。カオサンで思わず長期滞在してしまう旅行者の気持ちがよくわかります。さらに、嬉しいのはその良心的な値段。できるだけ予算を切り詰めて旅をするバックパッカーたちが集まるため、このような値段設定になったのでしょう。夜遅くまで営業しているお店も多いので、日中は観光をして夜の内におみやげを買いたいという人にもオススメです。
外国人だけじゃない!
タイ人の若者にも人気のショッピングエリアに
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こんなにお洒落なレストランも!外国人だけでなくタイ人にも人気のレストラン「ラック(愛)」(c)yoko sakamoto |
一時、素行の悪い旅行者たちが多いことで治安の悪化もささやかれたカオサンですが、今ではツーリストポリスも通りを常時パトロールしていて、危険な雰囲気は一掃されました。道も舗装し直され、以前と比べ歩きやすくなっています。そして最近では、旅行中だけでなく普段使いできそうなお洒落で可愛い洋服のお店や、カフェが増えてきています。このような変化にともない、カオサンは外国人だけでなく地元タイ人の若者達のショッピングスポットとして仲間入りを果たしました。
タイ人の若者にとっては、バンコクにいながらにして異国の雰囲気が感じられる場所というのは新鮮なのかもしれません。更に、ショッピングも、美味しい食事もサイアムなどのお洒落なレストランに比べると安いとくれば、人は集まってくるのも納得です。
次のページではカオサン周辺穴場スポットとオススメカオサングルメをご紹介します。