賢治の世界観と作品のモチーフに触れる
駅舎の形をした銀河ステーション |
内側はホームのような造り |
賢治の学校の手前には木製のチェロが! |
アーチをいくつも潜って入口へ |
近づいてみるといくつものアーチの足元にたくさんの球体がまるで星座を形作るように配されていて、夢が膨らみます。この建物は「賢治の学校」と呼ばれていて、賢治にちなんだ5つのゾーンから構成されています。
白で統一された幻想的な空間 |
「ファンタジックホール」は、部屋全体が白で統一された空間。さまざまな形の椅子が置かれているほか、賢治の愛用品だったコートや鞄も空間に溶け込んでいます。中央の画面では賢治の人となりや代表作について映像で解説してくれます。賢治の世界へ誘う序章のような部屋なのです。
巨大な昆虫や植物に囲まれる大地の部屋 |
「宇宙の部屋」、「天空の部屋」を抜けて、「大地の部屋」へ。ここは賢治の作品に登場する動物や昆虫、植物などの巨大ジオラマで埋め尽くされています。光の効果も相まって、まるで自分が小人になってしまったかのように感じる不思議な空間でした。子ども達には大人気の部屋だそう。
山猫軒のジオラマ |
芝生広場に再び出て、次はログハウス造りの「賢治の教室」へ。各部屋で、賢治の童話に登場する植物、動物、星、鳥、石について学ぶことができます。こちらは少し大人向けの展示内容で、賢治童話をより深く詳しく掘り下げた内容なので、じっくり鑑賞すると大変勉強になります。
銀河トレインは子ども達に人気です |
「宮沢賢治童話村」
・住所:岩手県花巻市高松26-19
・TEL:0198-31-2211
・開館時間:8:30~16:30
・定休日:無休
・料金:大人350円
・交通(電車):JR新花巻駅からイトーヨーカドー行きバスで2分、宮沢賢治記念館下車、徒歩5分
国道を挟んだ向かいには「宮沢賢治記念館」「宮沢賢治イーハトーブ館」もあり、合わせて見学すれば、賢治の足跡を学ぶことができるのでオススメです。この2館を結ぶルートは歩いて10分程度の自然散策路になっていて、ぶらぶら歩きが気持ち良かったです。詳しくは次ページへ。