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涼を求めて、夏の嵯峨野をぶらり散策(3ページ目)

京都の中心から少し離れた嵯峨野。トロッコ列車で森林浴を楽しんだら、時代劇の名優の山荘を散策。締めくくりに駅の足湯に浸かりつつ「駅のかき氷屋さん」でかき氷に舌鼓。ちょっと通な愉しみ方をお伝えします。

塩田 典子

執筆者:塩田 典子

一人旅ガイド

夏限定のお楽しみ! 足湯&かき氷でダブルに癒される

外観
赤を基調にした「嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア」外観
嵐電嵐山駅に到着してまず驚くのは、赤を基調とした古都に相応しい駅舎。5年前、世界的インテリアデザイナー森田恭通氏によって、光・水・木をキーワードにライト500基、自然竹3000本を駆使した空間が誕生しました。竹の回廊を抜けると14の京ブランドショップが建ち並びます。

ここ「嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア」で、京雑貨や京漬物、京菓子店などでショッピングを楽しみつつ、向かった先はインフォメーション。こちらで足湯利用券を購入しました(電車のイラスト入りオリジナルタオル付き)。そうなんです! 実はこれから向かうホームには足湯があるのです!

外観
レトロデザインの電車と足湯。手前に立つのは足湯利用10万人突破を記念して作られた「ふれ愛地蔵」です
2004年3月に嵐山に温泉が開湯したのは記憶に新しいと思いますが、その温泉を利用して同年9月「駅の足湯」が造られました。中央に配されたテーブルを囲み、一度に20人ほどが浸かれるようになっています。ホームに入ってくる電車を眺めてのんびり浸っていると、歩き疲れた足が徐々に軽くなっていきました。しだいに額にはじっとり汗をかいてきます。

外観
中央のテーブルを利用してほとんどの方がかき氷を楽しんでいます
でも、こんな暑さも吹き飛ぶ夏のお楽しみが! 実は8/31まで足湯の隣に「駅のかき氷屋さん」がオープン中。足湯に浸かりながら、かき氷が食べられるなんて、気の利いたサービスだと思いませんか? 駅のかき氷屋さんは嵐山駅の夏の風物詩だそうで、毎年楽しみにしているファンも多いとか。メロン、イチゴ、レモンと昔ながらの素朴なかき氷をシャキシャキかき込めば、汗もスーッと引いていきそうですね。


京福電鉄
・地図:Yahoo!地図情報
・営業時間:足湯9:00~20:00(冬季は~18:00)、駅のかき氷屋さん11:00~18:30(19:00閉店)
・料金:足湯利用券150円(タオル付き)、かき氷セット券(足湯利用券+かき氷)350円、かき氷単品300円
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