名古屋メシを“丼”でガッツリ堪能!

名古屋のご当地グルメ、名古屋メシは大衆的で食べ応えのあるB級グルメが多いのが特徴。そして、B級グルメといえば気取らずにかき込めてボリューム感を堪能できる丼です。味噌系、ひつまぶし、台湾系……。今回は、名古屋らしさとボリューム感をあわせ持つ“名古屋メシ系丼”をピックアップして紹介します。

こってり味噌×肉厚カツ 「味処 叶」の元祖味噌カツ丼

名古屋メシ系丼の代表格が味噌カツ丼。トンカツを出す店の多くはカツ丼が定番メニューとしてありますから、味噌カツの店でも大体味噌カツ丼が食べられます。そんな中、味噌カツ丼の“元祖”を謳うのが昭和24年創業の「味処 叶」です。
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元祖味噌カツ丼。1320円


豆味噌特有のコクのあるタレで煮込んだカツは、見た目の通りかなりこってり濃い口なのですが、辛いと言うよりもむしろ深みのある甘みが印象的。粗めにひいた自家製パン粉の衣はタレを含んでほどよくしっとり。油はコーン・大豆・菜種の3種をブレンドした植物性油を使い、しつこくない後味のよさを生み出しています。

半熟卵のトッピングも大きなポイント。極薄の白身に覆われて黄身がぷるぷる踊っている半熟具合がまず見事。箸で割るととろ~っと黄身があふれ出し、味噌カツの上に広がります。この黄身が味噌の風味を優しく包み込み、まろやかさがさらにアップ。まずは味噌カツをひと切れかふた切れそのまま食べた後で卵を割るのが、味の変化を楽しめる上手な食べ方です。
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名古屋といえばエブフリャーでしょ!という人はこちらも。味噌えび丼1720円


また、近年2代目が腕をふるうようになり、カツが以前より分厚くなりました。ボリューム感に味噌のインパクト、「名古屋メシを食べた!」という満足度を存分に感じられる一杯です。
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店舗は小ぢんまりとして庶民的な雰囲気


<DATA>
味処 叶
住所:名古屋市中区栄3-4-110
アクセス:地下鉄栄駅より徒歩3分
TEL:052-241-3471
営業時間:11:00~14:30、17:00~20:30(L.O各30分前)、売り切れ次第終了
定休日:月、毎月10日以降の最初の火
ホームページ:なし
地図:Yahoo地図情報


“焼き”にこだわるうなぎ専門店「うな豊」のまぶし丼

名古屋はうなぎ専門店が多い土地柄。製造業が盛んなためスタミナ食として好まれ、また三河一色という全国屈指の産地が近いこともうなぎを身近なものにしています。
そして、名古屋名物としてゆるぎない人気を誇るのがうなぎのひつまぶし。うなぎの蒲焼を細かく刻み、ネギやのり、わさびの薬味をちらしたり、さらにだしや煎茶をかけてお茶漬けにして〆るユニークなうなぎ料理です。

料理名にもなっているように、木製のおひつ(櫃)に盛ってあるのがひつまぶしの基本的なスタイルですが、丼を使ったまぶし丼として食べられるのが「うな豊」です。
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まぶし丼は肝吸い付きで3000円


器が違うだけ、と思いきや、そこには店主のこだわりが。「おひつから茶碗によそう間に少しですが冷めてしまう。できるだけ焼き立てで召し上がっていただきたいとの思いから、丼を使うことにしているんです」と2代目の服部公司さん。

この言葉の通り何よりこだわっているのが“焼き”。 「うなぎは季節や一尾一尾によって太さや脂の乗りに差があり、同じように焼けば同じ焼き具合になるわけではない。大体このくらい、ではなく、常に理想的な焼き上がりをピンポイントで目指しています」とご主人。下焼きせずに注文を受けてから一から焼き上げるうなぎは、表面はカリッ、中はふわっ。細かく刻んだまぶし丼でも、その食感が保たれています。
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備長炭で丁寧に焼き上げる。店の外にまで香ばしい香りが漂う


たまり醤油ベースのタレは甘辛さとコクのバランスが絶妙で、薬味をちらしたり、お茶漬けにしても、しっかり食べ応えを感じられます。やや固めのご飯の炊き加減もこれまた理想的。うな丼なら1500円~というリーズナブルさもうれしい限り。雰囲気も含めて親しみやすく、それでいて妥協のないぜい沢な味わいを堪能できる1軒です。
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1960年創業。グランパスのフランチャイズ、瑞穂運動場や桜の名所・山崎川からもほど近い


<DATA>
うな豊
住所:名古屋市瑞穂区豊岡通3-40
アクセス:地下鉄瑞穂運動場西駅より徒歩5分
TEL:052-851-2632
営業時間:11:00~14:00、17:00~21:00(日祝11:00~15:00、16:30~21:00)
定休日:月(祝日の場合は営業、翌火休)
ホームページ:うな豊HP
地図:Yahoo地図情報