名古屋のシンボル・金鯱にあやかった新名物

ういろう、えびせんべいなど、おみやげの定番の名古屋銘菓はいろいろありますが、新・名物として人気沸騰中なのがシャチボンです。
シャチボン
1日80個限定販売、1個340円。大人買いして表情のビミョ~な違いを見比べたくなっちゃう?

ひと言で言えば、金の鯱(しゃちほこ)形のシュークリーム。街の歴史的なシンボルである名古屋城の金の鯱をモチーフに、シュー生地で胴体や尾ビレ・胸ビレをかたどり、生クリームとチョコで目玉を、ちろりと見えるべろをイチゴで表現した遊び心あふれるスウィーツです。生クリームとカスタードクリームがたっぷり詰まり、個性極まる見た目とは違って味はいたってオーソドックス。誰にでも親しまれやすく、おみやげにはぴったりです。

黐木(もちのき)
名古屋駅地下ファッションワン内の喫茶「黐木(もちのき)」。シャチボンはイートインもテイクアウトもOK
販売しているのは、JR名古屋駅地下街のカフェ「黐木(もちのき)」。以前はコンコース内のカフェ「ボンボヤージュ」で販売していましたが、2004年秋に閉店。「シャチボンは一体どうなるの!?」とファンの間に衝撃が走りましたが、系列の現店舗に無事、移籍が決定。

その後、愛知万博で知名度が高まったこともあり、笑いが取れる名古屋みやげとして人気はぐんぐん上昇。以前は50個限定販売だったところ、現在は80個に生産量アップしています。


ポスターと顔が違う? 進化するシャチボン

名古屋土産にシャチボンをどうぞ
「1個1個表情が違うので、お気に入りのシャチボンを見初めてお買い求めください」と土岐店長
「発売は5年ほど前。1個1個手作りで非常に手間がかかり、表情もひとつひとつ微妙に違うんですよ」と黐木の土岐寿美礼店長。

ショウケースに並んでいる商品をよく見ると、確かに表情豊か。どれでも同じ味のハズなのに、ついつい真剣に一番かわいい顔を選びたくなっちゃいます。

さらによくよく見ると、店頭のポスターの商品とはずい分顔つきが違うことに気づきます。
「初期のものと比べると、だんだん目が大きくなっているんです。その分、かわいらしい顔になっていると思いませんか?」と土岐店長。
言われてみればその通り。より多くの人に愛されるよう、シャチボンは日々、そのルックスに磨きをかけているのです。
シャチボン・ビフォーアフター
右は試作段階のサンプル。現在のシャチボンはかなり目玉が大きく、より愛嬌のある顔つきになっている


おみやげ用のテイクアウト需要が6割を占め、10個以上購入していく遠方からのお客さんも多いと言います。一方、店内でのイートインしていくのはマニアックなファンが目立つとか。写真を撮るのは当たり前、中にはわざわざ縦に割って断面図を撮っている人もいるそうです。


個性的なフォルムをどう攻略?
シャチボンのおいしい食べ方

大竹・シャチボン食う
フォークを使わずガブリ!
しかし、シュークリームらしからぬそのスタイルを見ていると、ひとつ疑問がわいてきます。

「一体、どうやって食べたらいいの?」

そう。形が個性的な分、どう見ても食べにくそうなんです。再び土岐店長に尋ねてみると、キッパリ、こうひと言。

「フォークを使わず、手づかみでパクリとイッちゃってください!」

なるほど。ただし、頭からガブリとほおばってしまうと、たっぷりのクリームとイチゴが真っ先になくなってしまうので要注意。タイ焼きと同様、シッポまでは中身がつまっていないので、まずは尾ビレ・胸ビレをむしり取り、目玉のクリームをこそげて食べる方法を筆者はオススメします。

電話での予約も1個からOKなので、確実にゲットしたい人は事前に予約を。大胆さと手堅さを兼ね備えた、名古屋らしさあふれるこの一品。シャチホコ完食!で天下を盗った気分も味わえるかもしれません(!?)。

※2011年春から、残念ながらシャチボンは「冬眠中」。
復活の際には当サイトであらためてリリースしますので、その日まで気長にお待ちください!


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