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万博会場跡・モリコロパークはココを楽しむ

昨年、名古屋ブームの象徴となった愛知万博。その会場が「愛・地球博記念公園」(モリコロパーク)として復活オープン。待ち時間なしで低料金(場合によってはタダ)、「遊べる公園」は万博よりもオススメかも!?

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

愛知万博会場が公園としてリニューアルオープン

愛・地球博記念公園
大観覧車から望む「愛・地球博記念公園」(モリコロパーク)全景。
2005年、名古屋ブームを象徴する一大イベントして大成功をおさめた愛知万博(愛・地球博)。半年の開催期間中に約2200万人が押し寄せ、会場内外に連日大行列ができました。

そのメイン会場となった長久手会場跡地が、7月15日、「愛・地球博記念公園」=愛称「モリコロパーク」として一部リニューアルオープンしました。昨年9月の万博閉幕以来、およそ10ヶ月ぶりのお目見え。一体どんなスポットとなったのか? 万博の熱狂は再びくり返されるのか? 足を運んでみることにしました。

子供たちの遊びプログラムがいっぱい
「愛知県児童総合センター」

愛知県児童総合センター
「愛知県児童総合センター」。子供たちがいろんな遊びにトライできる。
家族連れに真っ先に行ってもらいたいのが、園内右手の「愛知県児童総合センター」です。実はここ、オープンしたのは10年前。万博の準備期間からの4年間、休館になっていて、万博では「わんパク宝島」というパビリオンとして活用されていた施設です。

テーマは「遊びを通した気づき」。館内はアスレチック的遊具を集めた吹き抜けスペース・チャレンジタワーを中心に、様々な遊びを体験できるブースが並びます。

チャレンジタワー
小さな子供たちも元気いっぱい駆け回っている。
チャレンジタワーは、トンネル状の空中回廊やターザンロープなど、フィールドアスレチック的要素が数々あるスペース。子供たちは、ここで元気いっぱい縦横無尽に駆けずり回っています。みんな、友だちや兄弟同士で夢中になって遊んでいて、その様子を見守るお母さんやお父さんも楽しそう。とにかく、自由にのびのび、自分だけの世界に入り込めるのです。

へんしんマスク
立体工作やお絵描きや言葉遊びなど、ここでしか体験できない約50種もの遊びプログラムが用意されている。
体験型の遊びプログラムの数々は「おみくじら」というカードをひいて、そこに記された遊びを体験するという仕組み。工作やお絵描き、宝探し、科学実験、観察といった要素をもった遊びが様々あり、しかも、おみくじによって、思いもよらないプログラムにチャレンジできるのがこの施設ならではの魅力。しかも、それぞれひと工夫があり、例えばモノを作るメニューなら、自分の作ったものを他の人たちの作品につなぎ合わせて、ひとつの大きな集合作品にしていくんです。

想像力を働かせ、好奇心を広げ、積極性を促すメニューが盛りだくさん。「コレをやって遊ぼう」ではなく「どんな遊びに出会えるか」という未知のワクワク感がある。小学生くらいまでの子供がいる家族には、是非行ってもらいたい施設として太鼓判です。


夏の水遊びには絶好の「水のエリア」

水のエリア
思いっきり水遊びできる「水のエリア」は園内でも屈指の人気スポット。
園内西側の「自然体感遊具」は、万博当時の「グローイングビレッジ」「水の広場」をそのまま残した「森のエリア」「水のエリア」。この時期は、特に「水のエリア」が大人気。自然の水辺を模した人口の池に、ミストシャワーや噴水、水車などがある水遊びスペースで、取材日も子供たちでいっぱいでした。周囲には木陰もあるので、児童総合センター同様に子供を遊ばせるにはうってつけ。一応、遊泳は禁止ですが、水遊びという範囲なら問題はないので、水着持参で行くのがいいでしょう。


インフォメーションロボット
「私だけの秘密、教えちゃいます」と意味深な受け答えも堂に入っているインフォメーションロボット。
この他、万博でも活躍したインフォメーションロボットをはじめ、数々のロボットたちがが出迎えてくれる「愛知国際児童年記念館」や、園内全体を見下ろせる高さ88mの大観覧車もあり、それぞれ万博の名残を感じさせてくれます。広々とした芝生広場もあれば、豊かな森もあり。自然との共生、という万博の理念をあらためて思い出させてくれます。

次のページでは公園を訪れる際の注意ポイント
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