上杉謙信を祀る春日山神社
春日山城址の中腹にある春日山神社。上杉謙信公を祀っています。 |
上杉謙信が本拠を置いたのは春日山城。関東・北陸・信濃への交通が交差する重要な場所に位置していて、山の地形を活かした難攻不落の城と言われました。
しかし上杉景勝(謙信の甥にあたる)が会津に転封された後は、使い勝手の悪さから1607年に春日山城は廃城に。それから300年近くの時を経て、米沢(山形県)の上杉神社より上杉謙信の分霊を受けて1901年(明治34年)に春日山神社(Yahoo! 地図情報)が創建され、今に至っています。
春日山神社のすぐ近くにある上杉謙信公の銅像。 武田信玄との激しい戦いを行った川中島の方向を見ているとのこと。 |
春日山神社には、御祭神でもある上杉謙信にまつわる資料が宝物館に展示されているので、こちらで歴史をたどるのもよいでしょう。
春日山神社の近くには上杉謙信の銅像があり、銅像の目線の方向は、武田信玄との激しい戦いを行った川中島を向いているとのこと。春日山神社へ参拝の折にはこちらの銅像にも注目ですね。
武田信虎、信玄の本拠跡に作られた武田神社
武田神社。武田信虎、信玄、勝頼が暮らした躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)の跡地に武田信玄を御祭神として創建されました。 |
武田家は、武将としては珍しく本拠に城を構えていません。代わりに構えたのが館(屋形)。そのため武田家では"殿"ではなく"お屋形さま"と呼ばれます。
武田信虎の時代、甲府盆地を見渡すことができる場所に作られたのが躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)で、ここには武田信虎をはじめとして、信玄、勝頼が暮らしました。大正時代になってこの館の跡に創建されたのが武田神社で、甲斐の国の守り神としてたくさんの人の信仰を受けています。
大河ドラマ『風林火山』に縁のある名所・旧跡から3ヶ所をご紹介しました。それぞれ離れた場所にありますので1日で全部見て回ることは難しいですが、1つのテーマを設けて1ヶ所ずつまわっていくと旅の楽しみも増えるというもの。
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高島城へのアプローチ
<JR>
JR東日本 中央線 上諏訪駅下車。駅からは徒歩。
<高速バス>
新宿西口高速バスターミナルから上諏訪駅、岡谷駅を結ぶ中央道高速バス(諏訪バス、京王バス、山梨交通、富士急行、JRバス関東の共同運行)で、上諏訪駅下車。1日15往復。
中央自動車道 諏訪インターチェンジから上諏訪駅方面へ。
春日山城址、春日山神社へのアプローチ
<JR>
JR東日本 信越線、北陸線 直江津駅下車。頸城(くびき)自動車バス 春日山下経由中央病院行きで、春日山下バス停下車。徒歩20分程度。
<高速バス>
池袋駅東口から直江津を結ぶ高速バス(頸城自動車バス、越後交通、西武バスの共同運行)で、直江津駅下車。1日3往復。直江津駅から先は<JR>のルートを利用。
上信越自動車道 上越高田インターチェンジから直江津方面に進み、春日山城址への案内板に従います。
武田神社へのアプローチ
<JR>
JR東日本 中央線 甲府駅下車。甲府駅北口より山梨交通バス 武田神社または積翠寺行きに乗車し、武田神社下車。
<高速バス>
新宿西口高速バスターミナルから甲府駅を結ぶ中央道高速バス(山梨交通、京王バス、富士急行の共同運行)で、甲府駅下車。甲府駅からは<JR>のルートを利用。
中央自動車道 一宮御坂、甲府南、甲府昭和インターチェンジのいずれかから甲府駅方面へ。
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