3、生根神社
「何首鳥」(漢方薬)と刻まれた石神明穴立石です。ちなみに少彦名命は「薬の神様」として崇拝されています。 |
4、一運寺
なんと赤穂浪士の墓が住吉・一運寺の境内に!初めてみたときは僕も本当に驚きました。「忠臣蔵」の知られざるサイドストーリーです。よく見ると、ちゃんと墓石にも「大石内蔵介良雄」と刻まれています。 |
利兵衛は赤穂浪士の武器として大量の槍を堺の武器職人に製作依頼しましたが、職人たちは突然の臨時収入に喜んで、住吉の料亭・三文字屋で豪遊しました。このとき運悪く隣座敷に町奉行の与力衆がいて、「なぜ職人がそんな大金を?だれが武器製作を依頼したのか?」と怪しまれてしまい、利兵衛は捕縛されて拷問されます。しかし義理堅い利兵衛は「天野屋利兵衛は男でござる!」と啖呵を斬って赤穂浪士の吉良邸討ち入りが終わるまで決して口を割らなかったといいます。
赤穂浪士といえば、武士の仇討ち物語だと思われていますが、じつは資金面で援助した義理堅い大阪商人もいたというわけです。ちなみに捕り物劇の舞台となった料亭・三文字屋の跡には、現在では奇しくも住吉警察署が建っています。