遣隋使・遣唐使が必ず立ち寄った
シルクロードの玄関口「住吉」
USJ、海遊館、大阪城など大阪には数多くの観光スポットがありますが、本当に面白いのは、大阪のまちそのものです。そこで大阪のまちを、マップを片手に、ぶらぶらと歩きながら楽しもう!と2008年10月に大阪あそ歩(大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会)が発足しました。今回はその「大阪あそ歩」がオススメする「祈りのまち・住吉」のまちあるきをご紹介しましょう。※「大阪あそ歩」の住吉まちあるきマップのダウンロードはこちら!住吉(すみよし)は、万葉集にも登場する古い地名で、近くにある住吉大社は日本全国の住吉神社の総本社として知られています。創建されたのが西暦211年で、1800年もの歴史を誇る大阪きっての由緒ある古社ですが、大阪あそ歩では、阪堺電車上町線「神ノ木駅」からまちあるきをスタートします。
1p……「阪堺電車上町線 神ノ木駅」「六道の辻 閻魔地蔵」
1、阪堺電車上町線「神ノ木駅」
レトロな阪堺電車です。大阪唯一の路面電車で「神ノ木駅」へ。のんびりとまちを楽しむには最適です。 |
2、六道の辻 閻魔地蔵
「六道の辻」にある閻魔地蔵堂。閻魔王と地蔵菩薩が習合しているという稀有な仏さまですが、住吉のまちに根付いている民衆信仰や祈りが感じとれます。 |
地獄に落ちたさいに救済してくれる仏が地蔵菩薩ですが、じつは地蔵菩薩は閻魔王の化身という説があって、閻魔地蔵は、そういう考え方が反映された珍しいお地蔵さんです。戦国時代の天文7年(1538)の銘が刻まれていて、恐ろしい閻魔大王の姿をしていますが、心は優しい地蔵菩薩として崇められています。とくに本堂の後ろに回って壁を撫でながらお願いごとをすると霊験あらたかとか。ぜひやってみてください。